釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月12日 昨日をリベンジ

2017年10月12日 | 日記


水平線からお日様が昇る頃には、せっせとジグをしゃくっていた。

「昨日は口惜しい思いをしたからね。今日は頑張るよ」

稲用さんと並んで、ジグをしゃくる。

北西の風が吹いているが、北東からの波長の長い大きなウネリは連日のこと。

ベイト反応は、出たり出なかったりと安定性は余り無い。

それでも「もしかしたら、この辺りならベイト反応があるかも」と、予測して流すコースを決める。

潮は、上り潮が流れているが、濁りが入っている。

上り潮で濁った潮、こんな状況の中で、ひたすらジグをしゃくる。

釣り始めて1時間ほど過ぎた頃、私にアタリが来た。

最初のアタリは、ググッと重みが竿に乗った感じだ。

「走りますか」

「いや、ドラッグは出ないね」



上がってきたのは、1キロ超のカンパチがダブルヒットしていた。

「久し振りのカンパチダブルや」

昨日は、逃げられてばかりだったので、少しだけホッとした気持ちだ。

今度は、稲用さんにアタリが来た。



「重いけど、走りませんね」

ゆっくりと巻き上げていくと、ピンク色した魚影が見えてきた。

55センチの良型真鯛が、上がってきた。



同じベイトを3度流しては、移動していく。

次のベイトを探すが、なかなか思うように出てこない。

「古い魚礁の回りを見てみましょう」

数本のベイト柱が出てきた。

「やってみましょう」

ジグを落とすと、直ぐにアタリが来た。

上がってきたのは、私の身長(175センチ)ほどのアカヤガラ。

「今日は、帰ってもらいましょう」と、直ぐに放流。

この直後に、私にアタリが来た。

「青物の走りに似ているね」

上がってきたのは、1.5キロ程のハガツオ。

「ハガツオが来た。嬉しい」

稲用さんにも、アタリが来た。



上がってきたのは、良型のイトヨリダイだった。

暫くすると、又しても私にアタリが来た。

最初の突っ込みは青物を想像させたが、途中から竿先が叩き始めた。

上がってきたのは、雄の真鯛。



57センチの良型だ。

この時に、沖から潮目が入ってきた。

その潮目の中に入って、仕掛けを落としてみた。

なかなか着底が取れない。

「潮が速いでね」

「潮速が2.7ノットある。釣りにならんね」

直ぐに、移動する。

丁度、満潮の潮止まりになっていた。

1時間ほどは、アタリが出ない時間が続く。

干潮の潮が動き出して、直ぐにアタリが来た。

私と稲用さんと、同時にヒットするダブルヒットになった。



稲用さんは、2キロ近いハガツオ。

私には、1.5キロ程のカンパチが来た。

「同時ヒットは、楽しいし気持ちがいいね」

と、笑顔になる。

しかし、潮が動き始めたと思ったら、南風も強くなり始めた。

ラストにしようかと、ベイトを探して仕掛けを投入。

稲用さんに、強烈なアタリが来た。

竿先が、海面に向かって突っ込む。

すると獲物は、そのまま瀬に入ってしまった。

私にもアタリが来た。

1キロほどの、キジハタが来た。



稲用さんの獲物は、瀬に入ったまま出てこない。

暫く待っていると「あっ…」針が外れてしまった。

「あー、口惜しい…」

もう少し粘っていたかったが、南風に白波が立ち始めた。

「残念だけど、今日は帰ろう」

昨日に続いて、口惜しい思いを残して帰港した。