台風のスピードが、少し上がってきた。
時速35キロになった。
進路の予報園も、西側の線が掛かるくらいになってきた。
多分、このまま北東方向に進んでいくだろう。

船着き場で、自分の船も仲間の船も、係留ロープ等が大丈夫か、確認して回る。
20ミリくらいの、太いロープが切れている。
誰のロープだろうか。
「何で切れているのだろう」
10ミリくらいの細いロープも切れている。
私たち仲間の船のロープではないが、気になるところだ。
知人が、船にペンダルを縛り付けていた。
「お疲れさまです。ペンダルの用意ですね」
「こんな縛り型で良いやろうか」
「大丈夫だと思います。明日、台風の風の具合によっては、この隣の船と抱き合わせますね」
「良いんですか」
「この船は、釣り仲間の船です。抱き合わせることは、了解が取ってあります」
「良かった。有り難うございます」
暫く話し込んで、どんな風に繋ぐか説明する。
「ロープも、出して置いてください。作業するときは、連絡します。空いていたら、一緒にやりましょう」
「はい、出てきます」と、話は進んだ。
昼からも、仲間達と待ち合わせて合流。
「対岸からのロープは、明日の夕方まで様子を見ましょう」
「そうですね。ロープを張るときは、みんなで力を合わせてやりましょう」
「他の人たちにも、連絡します」
夕方には、何人かの仲間も集まることになった。
いざという時の仲間の存在は、本当に有り難いといつも感じる。
台風が過ぎるまでの、もう少しの辛抱だ。
時速35キロになった。
進路の予報園も、西側の線が掛かるくらいになってきた。
多分、このまま北東方向に進んでいくだろう。

船着き場で、自分の船も仲間の船も、係留ロープ等が大丈夫か、確認して回る。
20ミリくらいの、太いロープが切れている。
誰のロープだろうか。
「何で切れているのだろう」
10ミリくらいの細いロープも切れている。
私たち仲間の船のロープではないが、気になるところだ。
知人が、船にペンダルを縛り付けていた。
「お疲れさまです。ペンダルの用意ですね」
「こんな縛り型で良いやろうか」
「大丈夫だと思います。明日、台風の風の具合によっては、この隣の船と抱き合わせますね」
「良いんですか」
「この船は、釣り仲間の船です。抱き合わせることは、了解が取ってあります」
「良かった。有り難うございます」
暫く話し込んで、どんな風に繋ぐか説明する。
「ロープも、出して置いてください。作業するときは、連絡します。空いていたら、一緒にやりましょう」
「はい、出てきます」と、話は進んだ。
昼からも、仲間達と待ち合わせて合流。
「対岸からのロープは、明日の夕方まで様子を見ましょう」
「そうですね。ロープを張るときは、みんなで力を合わせてやりましょう」
「他の人たちにも、連絡します」
夕方には、何人かの仲間も集まることになった。
いざという時の仲間の存在は、本当に有り難いといつも感じる。
台風が過ぎるまでの、もう少しの辛抱だ。