釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月13日 変な潮

2017年10月13日 | 日記


沖から入ってくる潮が、潟近くを流れる潮とぶつかって、白波が立っている。

上り潮が入ってきているのだが、一定の処から潟方向に動かない。

潟近くの潮は上り潮なのだが、濁りの混ざった菜っぱ色している。

菜っぱ色は下り潮の色と思っているのだが…。

菜っぱ潮と青みのある潮が、入り乱れている。

「潮は北東に流れていますけど、これって本当に上り潮なのかな?」

風は、北東風がやや強めに吹いている。

本来、流し釣りは風に押されて風下に流れていく釣りなのだが…。

船は北東風に向かって、流れていく。

風上に向かって流れていき、風を背に受けて釣りをしている。

潮の色が青から緑に変わると、ラインが風上に向かって出ていく。

船が流れるよりも速く、ラインが出ていく。

しかし、100グラムのジグで着底が取れる。

「変な潮…?」

潮の速さは、沖から入ってくる潮の中は、2.9ノットと3ノット近くで流れている。



潟近くの潮は、反対に0.5ノット前後と緩い流れになっている。

「今日の潮は変な潮ですね」

Sさんは、釣り始めの最初から「変な潮」「変な潮」と、言われていた。

そのSさんにアタリが来た。



大きなアカヤガラ。

「下潮は動いてないですね」

潮は流れて無くて、ただ移動しているだけ…なんか、難しい言い方になってしまった。

潮が動いていそうな処と、ベイトが出ているところを探して行く。

Sさんにアタリが来た。



体高のあるヒレナガカンパチだ。

2キロ近くある良型だ。

しかし、後が続かない。

ベイトの移動が早すぎるのだ。

一度出てきたベイトが、船を戻すと既に其処には居ない。

また、別のベイトを探す。

Sさんに又してもアタリが来た。



54センチの良型真鯛。

「久し振りに真鯛が来た」と、笑顔。

私には、良型のハガツオが来た。

魚は居るけど、潮が魚の活性を生かしてくれない。

真鯛か釣れた後、アタリがピタッと止まってしまった。

「今日は諦めて帰りましょうか」

北東の風が一段と強くなってきた事もあり、帰港した。