釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月5日 風は大敵

2017年10月05日 | 日記
夜明け前から、北東の風が船着き場の木々の枝を揺らしていた。

「風がありますね」

「風が強いような事は、言ってましたものね」

「沖は、厳しいかもしれません。沖波止内側でタチウオが狙えるかも、行ってみますか」

「何処までやれるか、行くだけ行ってみましょう」

赤灯台を過ぎるとき、猪崎鼻の岩場には、高い波飛沫が上がっていた。

「やはり、波が高いな」

西村さんと沖波止内場で、竿を出す。

やや強い北東の風に、船が流される。

二流し目に入る。

「なかなか当たりませんね」

やっぱり、タチウオも厳しいのかな…。

そんな事を考えていた時、突然、私にアタリが来た。

水深は浅いところなので、針掛かりした獲物は斜めに走る。

「青物じゃないですか」

「青物だったら良いですね」

西村さんと、そんな会話を交わしながらラインを巻き上げていく。

「真鯛だ」



60センチ、2.5キロと、良型真鯛だ。

「真鯛が来るんですね」と、西村さんがビックリしている。

船を戻して、同じコースを流してみる。

しかし、なかなか次のアタリが来ない。

「思い切って、大島の内場に行ってみますか」

途中、北東の風に押されて高いウネリを越えていく。

大島の内場は、ウネリが南東から来ている。

直ぐに釣りを再開。



一投目に西村さんにアタリが来た。

「何だ。フグや」

大きな草フグが、針掛かりしてくる。

ポイントを少しずつ、移動しながら竿を出していくが、私にも大きな草フグが来る。

「内場は、フグだらけですかね…」

そうしている内に、北東の風と南東からのウネリで、波の角が立ち始めた。

「港に帰りましょう」

七ツバエ内場も、ウネリが高くなってる。

北東の風も、益々強くなってきた。

波とウネリを乗り越えて、沖波止内場に帰ってきた。

「今日は、諦めましょうか」

「風には勝てませんね。諦めましょう」

9時過ぎ、船着き場に帰った。