「沖は時化ているよ。内場に波が立っていたら帰ってこようや」
「分かりました。一応、キャスティングの用意はしてきました」
朝間詰めだけのキャスティングを、やってみようと早朝6時に船を出す。
北東からのウネリが寄せていて、南に向かって走る船が後ろから押される。
「結構なウネリがあるね」
「凄いですね」
従兄弟の信司を乗せて、久し振りの海に出てみた。
大島南側の平瀬周囲に着いたが、サラシが余り出ていない。

ウネリも高いし、岩に跳ね返る波も船を揺らす。
「信司、波に気をつけて落ちるなよ」
「大丈夫です」
直ぐにキャストを開始する。

平瀬周辺のサラシを攻めていく。
「あっ、何か追ってきた」
白い魚体が海中に光ったようだ。
船が、波に押されないように操船していたので、魚影は見ていないが、信司が海中を指さすのは見ていた。
「何やった」
「分からんかったけど、白くギラッと光った」
ヒラスズキだろうか。
30分位粘ってみたが、何処を攻めてもアタリが来ない。
「サラシが小さすぎたね」
「ベイトは居たけど、残念です」
「このまま手ぶらで帰るのも寂しいね。ちょっとジギングをやって帰ろうか」
内場の、ベイトがいる場所を探す。
「信司、ベイトが纏まっているよ。やってみて」


一流し目に、ハガツオが来た。
時刻は7時過ぎだが、既に北東の風がソヨソヨし始めている。
帰りながら、ベイトを探してジグを落としていく。


ポツリポツリだが、カンパチとヤズがヒットしてきた。
ラインの着信音が鳴った。
仲間からの連絡だった。
「信司、仲間からの連絡で、北東の風で大堂津前はウネリが凄いことになっているらしいよ。このまま、帰ろうか」
「そうなんですね。帰りましょう」
内場にいると、北東の風は余り強く感じなかった。
目井津港前アタリから、北東からの高いウネリが寄せてくる。
何度か船が持ち上げられる。
「ゆっくり帰ろう」
ウネリを斜めに切りながら、進んでいく。
油津港に帰ってきたときは、船の窓は潮をタップリと被っていた。
「分かりました。一応、キャスティングの用意はしてきました」
朝間詰めだけのキャスティングを、やってみようと早朝6時に船を出す。
北東からのウネリが寄せていて、南に向かって走る船が後ろから押される。
「結構なウネリがあるね」
「凄いですね」
従兄弟の信司を乗せて、久し振りの海に出てみた。
大島南側の平瀬周囲に着いたが、サラシが余り出ていない。

ウネリも高いし、岩に跳ね返る波も船を揺らす。
「信司、波に気をつけて落ちるなよ」
「大丈夫です」
直ぐにキャストを開始する。

平瀬周辺のサラシを攻めていく。
「あっ、何か追ってきた」
白い魚体が海中に光ったようだ。
船が、波に押されないように操船していたので、魚影は見ていないが、信司が海中を指さすのは見ていた。
「何やった」
「分からんかったけど、白くギラッと光った」
ヒラスズキだろうか。
30分位粘ってみたが、何処を攻めてもアタリが来ない。
「サラシが小さすぎたね」
「ベイトは居たけど、残念です」
「このまま手ぶらで帰るのも寂しいね。ちょっとジギングをやって帰ろうか」
内場の、ベイトがいる場所を探す。
「信司、ベイトが纏まっているよ。やってみて」


一流し目に、ハガツオが来た。
時刻は7時過ぎだが、既に北東の風がソヨソヨし始めている。
帰りながら、ベイトを探してジグを落としていく。


ポツリポツリだが、カンパチとヤズがヒットしてきた。
ラインの着信音が鳴った。
仲間からの連絡だった。
「信司、仲間からの連絡で、北東の風で大堂津前はウネリが凄いことになっているらしいよ。このまま、帰ろうか」
「そうなんですね。帰りましょう」
内場にいると、北東の風は余り強く感じなかった。
目井津港前アタリから、北東からの高いウネリが寄せてくる。
何度か船が持ち上げられる。
「ゆっくり帰ろう」
ウネリを斜めに切りながら、進んでいく。
油津港に帰ってきたときは、船の窓は潮をタップリと被っていた。