釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月30日 午前9時前に撤収

2018年03月30日 | 日記
「北風が吹いてくるでしょうね」

「午前中はやれますかね」

「多分、大丈夫かなとは思うけど…。今はまだ風が吹いてないからですね」

竹本さんと、船着き場で話をしていた。

「兎に角、出てみましょう」

港内をゆっくりと進み、沖波止を回る。

「あらっ…、風が吹いてる」

北風が、少し強めに吹いている。

それでも、白波は出ていない。

「沖に行ってみましょう」

船は、順調に進んでいく…今のところは…。



沖合に来ると、やはり風が強くなってくる。

真北と言うよりも、北北東位の風だ。

潮は下り潮の菜っぱ潮は、昨日と変わらない。

ベイト反応は、昨日よりも増えている感じがする。

「ベイトボールが、沢山出ています」

「一寸やってみますね」

風に押されることもあり、船は1.5ノットくらいで流れていく。

竹本さんが、重ためのジグでしゃくっていく。

7時30分を回る頃から、少し白波が出始めた。

風が強くなるほどに、ラインがどんどん出ていく。

「来た!」

竿が大きく曲がった。

「あっ…外れた」

ラインが出ている分、合わせが不十分になる。

ジグに、ハタと思われる魚の咬み跡が、ハッキリと着いている。

底を叩くように、余りジグを持ち上げないシャクリ。

このアタリの前にも、ハタと思われるアタリが来ている。

波とウネリと風が段々厳しくなってきた分、合わせが充分ではない。

「今日は、諦めましょう」

沖に出ていた漁船も、帰ってきた。

目測2メートルは有るような波が、船縁を叩く。

午前9時前、波を乗り越えて、ゆっくりと帰港した。

3月29日 親子で楽しく釣行

2018年03月30日 | 日記
この季節は、子供が成長していく季節でもある。

大学進学、社会人としての就職と進む道はそれぞれ。

塩田さん親子も、息子さんの大学進学が決定し、親子で釣行。

「大学合格、おめでとう。今日は、釣れると良いね」

「有り難うございます。頑張ります」

塩田さんの息子さん、寛明さんの笑顔が爽やかだ。





しかし、今日の海は、状況が一変していた。

潮が下り潮に変わり、底潮は水温が下がって、鯛ラバの鉛が冷たい。

魚探には、ベイト反応は出ているのだが、その出方が少し変だ。

東西南北、どの方向に走っても海底から5メートルくらい上に、幅5メートル位で映し出されている。

「このベイト反応は何やちゃろうか」

「本来のベイト反応の出方じゃ無いですよね」

潮も殆ど動かず、水温は冷たい。

出足から苦戦が続く、嫌な流れに成ってきた。

「ポイントを変えましょう。どうにかしなくちゃですね」

魚探に映し出されるベイト反応の変化を見ながら、ポイントを探す。

「浅場を探してみましょう」

潮色は、菜っぱ色した下り潮。

どうにかベイトボールが出てくるポイントを、見つけだす。

「ここで頑張って見ましょう」

1時間経ってもアタリがこない。

「どうしたモンだろう…」

海を眺めて考えていたところで、塩田さんにアタリが来た。



いきなりのアタリで、ラインが出ていく。

「青物ですかね」

「そうだと良いですね」



上がってきたのは、2キロ超のオオモンハタ。

「この大きさは久し振りに見る気がしますね」

「ホントに久し振りの大きさですね」

オオモンハタが来て、少しはホッとした気持ちになる。



寛明さんにもアタリが来た。



ガンゾウヒラメが上がってきた。

「何とか1匹上がって、ホッとしたね」

塩田さんも息子さんの仕掛けを潮の変化に併せて、随時、作り替えていらっしゃる。

「ガンバレよ」励ましの声かけも優しいお父さんだ。

優しいお父さんに、アタリが来た。



「竿先を叩きますね」

「きっと、真鯛だと思います」



56センチの綺麗な雌の真鯛。

寛明さんの大学進学を、祝福しているかの様だ。

この後、寛明さんがガンゾウヒラメをもう一匹追加。

出足は「どうなることか」と、大いに心配した。

桜咲く、祝い真鯛を手にして帰港した。