Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

疑惑の苗とマツムラソウのこと

2021年11月11日 16時25分02秒 | みんなの花図鑑
11月上旬、アネモネ・シルベストリス咲く
(タップすると元画像が別ウィンドウで開きます)
 朝、6時過ぎ、卵焼きを作ろうと思った。猫の額の主夫が作るときは、白出汁にみりん、そして砂糖を入れて撹拌する。
 うわっ、砂糖がない! いきなりの挫折感に心が波立つ。これではならじと、押っ取り刀で付近のハードディスカウントストアへ。こちらは、午前2時~午前4時だけ休業という、それこそハード(ブラックとは言わない)な小型スーパーなのだ。

 無事、三温糖を買い込み帰途に就く。門扉を開け一歩踏み込むと、玄関脇の小庭で白い物体が目に入った。
 えっ、なに、なに、花じゃないの! そう言えば、この辺に、3月末にお輿入れいただき、以来ずっと沈黙を守ってきていたアネモネ・シルベストリスが生息してしていたはずだ。
 あららっ、春に咲く花じゃなかったのか。そう思って、改めて検索してみると、花期は4~10月とある。それにしても、季節外れの開花じゃないの😲
 温暖化は、こんな小さな花壇にも影響を与えているのだろうか。

 秋の深まりとともに、植物たちは、今年一年の成長の跡をその形姿に印す時が来たようだ。早いものはすでに蒴果を蓄えつつあるし、そうでないものもその花を誇った往時の姿とは異なるフォルムを見せ始めている。
 一つ例を上げてみようか。マツムラソウである。


🌼 花の名前: マツムラソウ 📸 撮 影 日: 2021/10/23
🌱 科 目 名: イワタバコ科マツムラソウ属の多年草 📅 投 稿 日: 2021/11/11
📝コメント: 日本の自生地としては、西表島、石垣島が知られている。レッドデータ環境省カテゴリでは、絶滅危惧ⅠA類(CR)に分類される。
⛺️ 撮 影 地: 自邸ベランダ

 今年の春過ぎ辺りから、得体の知れない芽があちこちに萌え出ていた。最初のうちは、雑草だとばかり思って出れば引っこ抜く、また出れば負けずに引っこ抜くということを繰り返していた。
 そのうち根負けし、ほったらかしておいたら、以前育てていたグロキシニアの苗のような気がしてきた。ちょと厚めの葉が似ているように思ったのだ。
 いくつかを鉢に盛って、またまたほったらかしておいた。

疑惑の苗の生存者たち 笑

 成長するに連れ、思いついたのがマツムラソウのことである。確かに昨年、たくさんの蒴果をつけていた。でも、プランターや坪庭まで、あちこちへと撒き散らされることなどまったくの想定外だった。

 11月に入って、そのいくつかの株の先端に真紅の穂状のようなものを見つけた時、疑念が確信に変わった。これは、マツムラソウの苗だと。
 いまから思えば、どれほど多くの苗を☆ミにしてしまったことか。かなり残念な気持ちに支配されている。

先端に見られた真紅の穂 これが蒴果かな!

 そうだ、おまけを一つ記しておこかな。
 確か、みん花時代のことだと思うのだが、キクの挿し木を称して“ズボッと菊”とか“ぶすっと菊”とか仰っていた方がいらっしゃったと思うのだが・・・。うろ覚えだから正確な表現など忘れてしまった。要は、キク類は容易に挿し木が行えるということを表現したものだと思う
 はい~、活用させてもらってますよ。実は、都忘れの塩梅がよろしくない状態が続いていた。そんな時、上記の“ズボッと菊”とか“ぶすっと菊”を思い出したのだ。
 まだ元気そうな枝を切り取り、ズボッと空いている鉢に挿しておいた。それが一ヶ月ほど前のことだ。
 そして、つい先日、散歩の途次、路傍に咲いているコンギクを発見した。何方かが植えたとは思えない場所、それではと一茎手折らせていただき、帰宅後メネデールに漬ける。
 落ち着いてきた都忘れはともかく、コンギクの方は座興だね。花の部分と茎の部分、2本ズボッとしてみたが、上手く行ったらお慰みといったところか。

手折ったコンギクのメネデール漬け

左の鉢が都忘れ(上部)とコンギク(下部)をズボッと植えた鉢。右は従前からあったヒメノコンギク
コメント (2)
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