智光山公園・都市緑化植物園の名物をもう一つご紹介しておこうかな。
三本の銀杏木が演出する空間で、柔らかに降り注ぐ黄金色の光を浴び、すぐ北側に位置するバラ園を抜けると、ハンカチノキが二本左手に見えてくる。
ご存じの方も多いと思うが、ハンカチノキはミズキ科ハンカチノキ属(ダヴィディア属)の落葉性高木、英名から幽霊の木、鳩の木などとも呼ばれている。
ほらっ、花びらを思わせるシルキーな純白の二片、実は、これは苞葉(総苞片)で、中央に見える黒紫色の球形が本来の花なのだという。
そう、そう、同じ仲間のハナミズキにしてからが、四枚の苞葉にくるまれた頭状花序を形成しているよね。あれと同じってこと。
🌼 花の名前: |
ハンカチノキ |
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📸 撮 影 日: |
2016/5/16 |
🌱 科 目 名: |
ミズキ科ハンカチノキ属(ダヴィディア属)の落葉性高木 |
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📅 投 稿 日: |
2021/11/19 |
📝コメント: |
花びらのように見えるのは二枚の苞葉で、中心にある球形の頭状花序を包んでいる。英名では、その様を見て、"Handkerchief tree"、"Ghost tree"、"Dove tree"などと表現した。
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⛺️ 撮 影 地: |
狭山市都市緑化植物園 |
開花期は、4月下旬から5月とされているから、上記の写真は蔵出しとなる。2016年5月16日、同所で撮ったものだ。
そんなハンカチノキの今の姿が次の写真だ。中途半端な逆光で撮ったから、不出来なシルエット、シャドウ・ピクチャーになっちゃったね。慣れないことはするもんじゃないな 汗
📷2021/11/16:大空に飾られた大きな、大きなモビールのよう!?
時期になるとね、緑化植物園の緑の相談室に、ハンカチノキの実がいくつか置かれているんだ。
あっ、いまはどうか知らないよ。疫禍以前と言っておこうかな。
これって、育てろってこと?
何年かかると思う、花が咲くまで?
一説によると、「苗木から育てて10年から15年待ち」?
な~~~んてこったい、おっさんは、次のステージに旅立っているかも知れないよね(笑えない現実がここにある・・・)。
あっ、そう言えば、シルエットだったから、その実がどんな形状をしているのかご存じない方もいらっしゃるかな。こんな感じなんだよね (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)。
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📷2021/11/16 青空にハンカチの実が揺れる
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📷2018/10/9 葉陰に隠れて何をか思う
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📷2018/10/9 その落果の様にもストーリーが・・・
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ハンカチだったり、幽霊だったり、鳩だったり言われながら今に至った木がここにある。
そう、いく世代も重ねながら、いま、ここに生きてるんだ。
たった一本の木にも、いろいろな物語があるんだね。もっと、もっと、そんな植物の謎や秘密を知りたいもんだね。
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