Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

タマガワホトトギスが開花した

2022年08月01日 15時30分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年8月1日:つどいの里から取り寄せたタマガワホトトギスが開花した。

 ユリ科ホトトギス属の多年草、タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)が開花した。花径は20㎜ほど、意外と小さい。
 長野県のつどいの里八ヶ岳山野草園からお取り寄せし、7月14日に日記に上げたあのホトトギス三姉妹の一人である。

   📷2022年8月1日:柱頭部分の拡大。雌しべ柱頭には球状の腺毛状突起が密生している。

 ちょっと雌しべの柱頭を拡大してみよう。
 いつも不思議に思っていたのだが、この透明な球体は何なのだ。タマガワに限らず、大方のホトトギスにはこの美しいオーナメントが施されている。
 ご覧の通り、花柱の柱頭は三裂している。そこには、この美麗、かつ不可思議なオーナメント、球状の腺毛状突起が密生している。いろいろ調べてみたが、脂肪酸などを分泌しているという記述はあったが、なんのために存在するのかという記述は見つけることができなかった。

   📷2022年8月1日:ホトトギスにしては珍しく夏咲きなのだ。

 ただ美しいだけでも存在する意義はある、なんてことは言いたくない。
 その妖しさで虫でも誘うのかい? タマガワホトトギスに問うてみたが、黙して語らず。
 虫ではないのだが、すでにその妖しさに魅了されたヒト属が一人ここにいる。
 このタマガワは、ホトトギスにしては珍しく夏咲きだ。これから秋にかけて、数多のホトトギスと遭遇することになると思う。
 誰でもいい、球状の腺毛状突起の秘密をそっと耳打ちしてくれないものだろうか。


コメント (2)
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