Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

「人工衛星の木」をご存じだろうか?

2022年08月20日 19時41分30秒 | みんなの花図鑑

人工衛星の赤ちゃん!?

  📷2022年8月20日:アカネ科タニワタリノキ属シマタニワタリノキ。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 タニワタリノキはご存じだろうか? そう、人工衛星の木などとも呼ばれ、頭状花序に数えきれないほど多数の花を付ける。
 このタニワタリノキ(谷渡りの木)だが、日本に自生するものをはじめ、いくつかの種類があるようだ。
 右の写真は、昨年HCにて求めたものの現在の姿だが、名札には単に「谷渡り」とあった。実は、それ以前に、たった一度だけ、タニワタリノキと言うものを見たことがあった。純白の、比較的大きな15㎜ほどの頭状花序が強く印象に残ったものである。
 買い求めたものは15㎝あるかなしかの幼木で、それでもちゃんと、茶色みを帯びた花を付けていた。まだ、小さいからこんな色なのかと思ったものだが、それが大きな間違いであった。
 かつて見た純白のタニワタリノキとは、セファランサス "ムーンライトファンタジー" などの名で販売されているアメリカタニワタリで、花冠が四裂している。一方、日本に自生しているタニワタリノキは、花は白いが、花冠が五裂しているのだという。
 そう、僕が求めたものはそのどちらにも該当しない。花色は茶褐色だし、花冠は五裂しているからだ。実はこれ、東アジアを中心に自生するシマタニワタリという種類なのだとか。 う~んっ、タニワタリノキがそれほど種類があるのだとは知らなかった不勉強なユーザーと、知ってはいたのだろうけど、なんの断りもなしに「谷渡り」として売ってしまった供給者。世の中は、こうした微妙な釣り合いのもとに成り立っている 笑

   📷2021年9月15日:シマタニワタリの開花種がこれ!

   📷2021年9月15日:花冠部分のアップ。これなら、萼片5、花弁5、雄しべ5本だということがわかると思う。

 まぁ、このように拡大してみるとそれなりに美しいのだが、かつて心に印したタニワタリノキとはえらい違いだね。

猫の額の夏を彩る変化朝顔:August 20th, 2022

   📷2022年8月19日:台咲の変化朝顔です。

   📷2022年8月19日:S5437笹牡丹、八重の出物ですかね。

   📷2022年8月19日:こちらは、S5437笹牡丹の一重です。しべが見えます。多分、種は取れるのだと。

   📷2022年8月20日:孔雀八重の変化朝顔です。この子たちはとても自由で、見ていて惚れ惚れします。

   📷2022年8月20日:上記の孔雀八重と同じツルですが、しべが見えるでしょ。種できるのかな?

   📷2022年8月20日:南天葉/ピンクと記された小分け袋からの発芽です。

   📷2022年8月20日:出物とは言えませんが、完全に花びらが二分されてます。不思議ですね。

   📷2022年8月20日:やはり縞は涼しげでいいですね。これは、しっかりと種をホールドしなければ・・・。

 何度もご覧に入れた変化朝顔である。まぁ、S5437笹牡丹はいまを盛りと咲いている。一重も出ているので、多分来年の種も確保できるのではと思っている。


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする