とは言っても、ことさらこちらが桜の名所という訳ではない。今年は、陽気の移り変わりが速そうだから、すぐ隣のタイヤ屋さんに履き替えをしに訪れたのだ。
「私どもは、予約は取ってません。お出で頂いた方から順に作業をしております。」と言うので、待ち時間に、すぐ近くにある🅼でランチをと思い、家人のwheelchairを押しながらタイヤ屋さんを出た。
本宮山地蔵院西福寺、川越市南大塚にある天台宗の寺院である。一昨年も、タイヤ交換で訪れた折り、こちらの寺院のお庭を散策させていただいた。
「猫の足あと」さんの「埼玉県寺社案内」には西福寺の縁起として、「西福寺の創建年代等は不詳ながら、半鐘に「寛永3年當寺第15世詮海」と刻されていたといい、室町時代以前の創建が推定されます。」とある。ずいぶんと寺歴のあるお寺さんなんだね。
山門をくぐって右手に、丈高い利休梅が植栽されていた。
リキュウバイ、「梅咲空木(ウメザキウツギ)」ともいう。もちろん、あの茶聖・千利休とは直接的な関係はない。
「花の咲く時期が利休忌の頃だから・・・」なんて言い張る方々もいらっしゃるという。牽強付会というべきか?
📷2023年3年月31日 向かって左側に、鬼瓦&ほら貝(?)の飾り瓦。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年3年月31日 向かって右側に、鬼瓦&ほら貝(?)の飾り瓦。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
山門の左右に鬼瓦と、ほら貝(?)を模したかのような飾り瓦が据えてある。
そう、鬼瓦も飾り瓦の一種で邪気を払うとされる。厄を除けて福を招く細工の一つなのだ。
では、なぜそこに貝が? これは、謎のままだった。
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