猫の額だけかもしれず、個人の印象だけに過ぎないかもしれないが、鉢物のキク科の花がとても先走って咲いているように思えてならない。
タニガワコンギク、ハコネギクともども、一般的には8~10月ころが花期とされている。そう、秋の花なのであろうよ。
ところが、タニガワコンギクはすでに三輪、四輪と咲き始めているし、ハコネギクに関してもかなりつぼみが大きくなっている。
ベテランの方は、なに、珍しいことではないよと仰るかもしれないが、藤四郎にとってみれば天変地異の前触れかなんて思ってしまう。
昨年、ご近所の方が知人から頂戴したとのことで、猫の額にもお裾分け願った。その年、残念ながら花を見ることはなかったが、今年はどうだろう。
まぁ、よく伸びるのだよ。草丈が1mを越すことなど珍しいことではない。どこまで伸びるんだ~と日々観察していたが、なんと葉腋に・・・・・・。これはつぼみであろう。
今年は、花が拝めそうである。
初夏、シモツケが咲き始める。一木に白花だけ、赤花だけを見るというのが一般的だが、まれに一木に紅白の花を咲き分ける種がある。
これはこのシモツケだけに限ったことではなく、ウメなどでも見ることができる。
ツユクサにも変わり咲きが見られる。白花であったり、薄い水色であったり、上記のように斑入り葉であったりといったケースである。
ただ、ツユクサである。珍しい、可愛らしいとばかりに偏愛すると大変なことになる。所詮、ツユクサはツユクサだのだ。爆発的に増殖し、庭は大変なことになってしまうよ。
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