カワラナデシコが咲いた!
あのいわくつきのカワラナデシコが咲いた。
「かなりフライング気味だろ~っ!」と声には出さず、ツッコミを入れる。
昨秋、こぼれ種から発芽し、緩慢な成長過程を経て、気づいた時にはつぼみを膨らませ年を越した。
再掲となるが、上記が2023年1月15日の状態である。
いわくつきと申し上げたのは、3月2日の早朝、奇禍に遭ったことを確認したからである。
こちらも再掲となるが、花茎の一本がすっぱりと切り取られたかのように消えていた。
長かったね、カワラナデシコよ。あんなことがあってからほぼほぼ二カ月が経過、やっと開化の運びとなった。
四季咲きナデシコは咲き続けていた!
日々、いくつかのつぼみが解けていく。そして、先に開花した花たちのいくつかが萎れていく。
無限に続くかと思われたこのサイクルだが、当然、いつか途切れることがあるのだろう。これも、自然の摂理とかいうやつか。
昨年10月末に猫の額にやってきた四季咲きナデシコ、紆余曲折がありながら、すでに半年ほど仮住まいを決め込んでいる。
(瞿麦、「クバク」と読む。撫子の異称)
昨年10月末に購入した四季咲きナデシコ、珍しく花柄摘みに勤しんだ。僕の園芸人生なんてまだまだ短いものなんだけど、多分、これほどしっかりケアしたことなどなかったと思う。
なるほど、こうやれば、つぼみが順次再生されるんだね、ということを実感した。しかし、しばらくすると、花びらが縮こまったしけた花しか出てこなくなった。今年、2月頃のことである。
どうしたもんかな? いつもだったら、この段階で廃棄処分に走っていたことだろう。ところが今回は、「そうだ、切り戻してみようか!」などという殊勝な考えが脳裏をよぎった。
どうだろう、二カ月経ち、素敵に再生した四季咲きナデシコの姿は。
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