掃溜菊（ハキダメギク）：この残念な花の名は、誰のせい？

📷2023年6月15日：キカラスウリ（黄烏瓜：ウリ科カラスウリ属の多年草） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

📷2023年6月15日：キカラスウリ（黄烏瓜：ウリ科カラスウリ属の多年草） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　今日（6/15）は木曜日、「もやすごみ」の日である。家の前の路地を掃き、家庭内のごみを収めたごみ袋に収め、カメラを持ってごみ置き場へと向かう。
　我が町内のごみの収集所はネットで覆われている。毎年、その年の役員が補修するので滅多なことでカラスにやられることはない。もちろん、雑草など一草もなく、綺麗なものなのである。
　ごみを出して近くの駐車場脇の藪へと向かう。キカラスウリの撮影だ。まだ、花の数は少ないが定点チェックとして週一くらいは撮っておこう。

📷2023年6月15日：ヨウシュヤマゴボウ（洋種山牛蒡：ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　ヨウシュヤマゴボウには全草に毒がある。特に、その種子の毒性は極めて高いという。
　ヤマゴボウとの名があるものの誤食には気を付けた方がいい。最悪の場合、遠い世界へといざなわれるというから。

📷2023年6月15日：ペチュニア（ナス科ペチュニア属の多年草） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　おっ、なんと付近のお庭から逸脱し、自由を手に入れたペチュニアと思われる花が2茎、3茎、藪の付近に生えていた。
　ひょろっとした花茎にはふさわしくない端正な白い花、なんとも潔い姿が印象的だったなぁ～。

📷2023年6月15日：ハキダメギク（掃溜菊：キク科コゴメギク属の一年） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

📷2023年6月15日：ハキダメギク（掃溜菊：キク科コゴメギク属の一年） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　すぐ近くの藪には、ハキダメギクが屯していた。学名は「Galinsoga quadriradiata（4つが放射線状に並んだコゴメギクの仲間。だけど、五弁科だよね？）」、シノニム（同物異名）として「Galinsoga ciliata（縁毛のあるコゴメギクの仲間）」がある。
　ただ和名であるハキダメギクだが、これは初めて発見されたのが東京・世田谷にある掃溜め（ごみの収集所）だったことにちなむとされている。
　ママコノシリヌグイ、ヘクソカズラ、オオイヌノフグリなど、残念な名前が数ある中で、とても即物的で残念な命名例の一つとして記憶に残る名前であろう。そして、このいずれもがいま話題のあの方、牧野富太郎というのだから、

「おい、万太郎よ！　藪から棒になんて名前つけやがったんだ。もうちっと、気の利いたネーミングができなかったのかえ！」

と、朝ドラのテレビに向かって怒鳴りつけたくなってしまったよ。

たまたま撮った鳥たちの絵

📷2023年6月15日：ガビチョウ（画眉鳥：鳥綱 スズメ目 チメドリ科） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

📷2023年6月15日：ガビチョウ（画眉鳥：鳥綱 スズメ目 チメドリ科） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

📷2023年6月15日：ガビチョウ（画眉鳥：鳥綱 スズメ目 チメドリ科） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　数年前に気が付いた。やたらとうるさい鳥がいることを。けたたましく泣き騒ぐ。どんな奴かと気にしていたら、昨年だったかそやつの姿を確認した。わずか25㎝ほどの鳥なのだ。なんと隈取じゃないけれど、目の周りの真っ白なアイシャドウが目に留まる。
　こやつは渡りじゃないのだろうか？　留鳥？　それにしては、この時期だけやたらとうるさいのだけれど。調べてみると、なんと特定外来生物に指定されているとか、だからって見つけたってどうしようもないよね。捕獲はもちろんだが、飼育、運搬なども規制されているとか。なかなか面倒な鳥なんだね。

📷2023年6月11日：シジュウガラ（四十雀：鳥綱スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属） 　（画像をクリックすると大きな画像が表示される。｛戻る｝ボタンで元のページに復帰）

　数日前、群れで周囲を飛び回っていた。一種類だけだと思ったらそうではないようで、色の異なる鳥たちが飛び騒いでいる。
　たまたまやっと見られるほどに撮ることができた一葉、シジュウガラらしき個体と、メジロらしき個体とを捉えることができた（う～んっ、ギリギリだな💦）。
　えっ、異なる種が群を形成するってことがあるだ？　それとも、抗争の最中を撮ってしまったのか？　う～んっ、火花は散っていないように見えたけど・・・。