この地に転居してから三十有余年になる。指折り数えてみると、この地での暮らしが、幼少より過ごした転居前の地よりも長くなってしまった。
時の流れとは酷いもので、それ相応に身体の各所が軋んでくる。あっちが痛い、こっちが痺れる。折々に、口を衝いて出るのは「疲れたぁ~!」という言葉。
もちろん、経年劣化は人体ばかりとは限らない。建造物だって、三、四十年もすると、そこここに不具合を生じることとなる。
今回は、そんな話をひとくさり――そう、DIYで古いポストを破壊し、新たにポストを設えるって話なのである。
一般的に、ポストはブロック1枚の大きさに設計されているようだ。そこに、アルミ製のポストをはめ込み、四囲は目地止めされていた。
そこで、まず、目地を剥がす。次に、ポストの四角をハンマーで順に叩き、少しずつ押し出していく。手こずるかと思ったら、意外と簡単に、すぽっと抜けた。
いろいろと物色したが、フェンスに取り付けるにはこの商品が一番簡単そうだった。
設置場所を誤らなければ、20分足らずで装着できるだろう。
刳り抜かれた穴は平坦ではなかったので、速乾性のコンクリートでザックリと塗装し直した。
塀は外壁塗料のウレタン白/淡彩色で塗られていたが、さすがにこれの手持ちはなく、目地を剥がしたままなので凸凹が目立つ。これは後日塗装しようと思っている。
刳り抜かれた穴には、花鉢などを置いてみてはどうだろう。
ただ、この日は生憎と風が強かった。数年前、笠間で買った一輪挿しにセンリョウを活けて塩梅を見ていたのだが、ちょっと目を離した隙に風にあおられて落下、微塵と砕け散ってしまったのである。だから、上記の写真は、とても貴重な記念撮影となってしまった。
先日、フクジュソウなどを買った日高の直売所に赴いたのには、もう一つ理由があった。
ポストを刳り抜き、花台と化した穴、そこにパンジーの鉢植えでも置いてみようと思ったのだ。
う~んっ、ちょっと丈が大き過ぎたようだ。しかし、ある程度の重さがないとまた風にあおられてしまう。いまは、そのバランスを測りながら、置くべきモノを思料している。
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ポストを刳り抜いた穴
新たなお花たちの住まいとしてGOODですねぇ~
一輪挿しが壊れてしまって残念でしたが、ちょっとステキな花台として、道行く方々も喜んでくださるのではないでしょうか(*^^)v
hanaさん、こんにちは。
私はと言えば、日々、「猫の額」で草々と格闘しています。
育苗の技ばかりはなかなか上達はせず、「宿根草を一年草としてしまう裏技」ばかりが際立ってしまう始末。
そんな折りも折り、郵便ポストに入れたとされる水道の検針票が消えてしまうというアクシデントが勃発しました。
そのポストですが、古いモノでしたので小路に面した入れ口は狭く、裏側にある出し口の蓋は壊れて取れてしまい修繕してありました。
どうも、その蓋の具合が悪く、検針票は風にでも飛ばされてしまったのかもしれません。
そこで、一念発起して上述のDIYとなった次第です。
言ってみれば、花台(?)はその副産物というわけでして。
そう、そう、2月1日のクモマグサ、たくさん咲いていましたね。
実は、何度もチャレンジしているのですが、相性が悪く、クモマグサとは長続きした試しがありません。
などと思いながらいろいろ拝見していると、お写真のなかに同じような形状のポストを発見!
hanaさん、ひょっとしてDIYチャレンジですか?