山野草の栽培でも、数を重ね、年経ると、鮮明になることがあるのかなって、今日はそんな話をいくつか拾ってみたのだが・・・・・・。
夏至の翌日、それほど強い降りではないが、朝から間断なく雨が降っている。時間とともに雨脚は強くなるようだが、気温も上がらずロンTを着込んでいる。
所在ないので、ベランダのレンゲショウマを撮ってみる。一般的に、花期は7~8月とされている。間もなく花が見られそうだ。
そんな思いでつぼみを見ると、萼と萼の間にほんのり白い条が見て取れる。贔屓目などではない。確かに、上から下へと亀裂が走っている。
一番外側の萼は、ご覧のように薄緑色を帯びている。これが、赤褐色というか、濃い目の紫色が散ったというか、徐々に色を深め、そして、弾けるのだ。
一人、悦に入ってレンゲショウマを撮っていると、上空でヘリの飛行音が。う~んっ、気が散る!
機体記号「JA634P」とのペイントがなされているようだ。Gレンズをあててみると、埼玉県警察が保有するKawasaki BK117D-3なのだという。埼玉県警察航空隊は入間基地にヘリポートと格納庫があるというからそこからの飛来なのだろう。
うっ、事件か? 事故か? それとも、単なる訓練飛行?
📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月20日 斑入りツユクサ(斑入り露草:ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
5~6年前、路傍で摘んできてから、絶えることなく世代交代を繰り返し、斑入り模様のバリエーションを見せつけてくれている。
いいものだね! 斑が入るだけで、何か違う雰囲気が漂い、異なる植物を見ているような気になるんだ。
あっ、ここから2012年3月に発売されたOLYMPUS SH-25MRで撮っている。スーパーマクロモードで1㎝まで寄ることができる。十年越えだけど、まだまだ現役!
📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月22日 タンナワレモコウ(丹那吾亦紅:バラ科ワレモコウ属の多年草) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
これが、ワレモコウの開花の状態。ご覧の通り、花茎の頭頂部に穂状の花序がある。
とは言っても、花びらはなく、濃い赤褐色の4枚の萼片が花びらのように見えている。
遠目で見ると小坊主が背比べをしているようで、なかなか印象深い絵となるのだが・・・。
📸(OLYMPUS SH-25MR):2023年6月22日 ミノシライトソウ(美濃白糸草:シュロソウ科シライトソウ属の多年草) (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
花が終わった。もう見るべきものはないと思っていたが、何のことはない、しっかりと卵形の蒴果を蓄えていた。
長年育てていて、昨年気が付いた。自然と言えば自然、当たり前と言えば当たり前のこと。うっかりと言えばそれまでだが、いかに対象を見ていなかったのか、もう少し複眼の視野を持つことができていれば、もう少し違った世界を見ることができたのになぁ~と、臍を噛む思い。長い人生だもの、こんなこといくらでもあるよね。
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