Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

レンゲショウマがほころんだ朝に・・・・・・

2023年07月05日 13時10分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2023年7月5日:レンゲショウマ(蓮華升麻:キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草)
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 昨日は花日照りなどと不貞腐れたフレーズをまき散らしていたのだが、今日は朝からちょっとご機嫌なのである。
 天が猫の額の惨状を哀れんだか、はたまた、庵主が漏らした慨嘆の吐息をレンゲショウマが察したかはわからぬが、「それでは、スメリングソルト代わりに、一つ二つ咲いて見せようか。」とばかりにレンゲショウマがほころびつつあるのだ。

📸2023年7月4日:つぼみA・昨日の様子。
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 📸2023年7月4日:つぼみB・昨日の様子。
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 この二つは、一番外側の萼片が見てそれとわかるほどに色の変化が著しかった。
 日ならずして咲くかもしれないと思って、昨日撮っておいた。まさか、その翌朝にほころび始めるとは、まだまだ修行が足りないな。

 
 📸2023年7月5日:つぼみA・今朝の様子。
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 📸2023年7月5日:つぼみB・今朝の様子。
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 ご覧の通り、外花被(萼片)がまだ平開したわけではない。だから、横から撮ると、内花被(花びら)は隠れていて見えない。


 📸2023年7月5日:レンゲショウマの花の構造。
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 📸2023年7月5日
 たくさんのつぼみがぶら下がっている。モビールのようだね。
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 えげつない行為だとは思うが、下部から覗き込むとその花の構造がよくわかる。
 花びらのように見えるのは外花被片(萼片)で10枚ほどあり、これが平開していく。副花冠のように見えるのが内花被片(花びら)でやはり10枚ほどあり、これはつぼめたままで平開しない。
 中央に雌しべの花柱が4本見えている。黄みを帯びた雄しべがその花柱を守るかのように取り囲んでいる。
 これらの花は、一個ずつ、下垂した花柄にぶら下がるように咲いていく。なかなかチャーミングだ。

 📸2023年7月5日:キレンゲショウマ(黄蓮華升麻:アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)
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 もう一つのレンゲショウマのほうはどうだろう。キレンゲショウマだが、こちらはまだ深い眠りの中にいるようである。
 そう、例年、この花が猫の額でほころび始めるのは7月末くらいかな。それまでは、ゆっくりと英気を養うといい。楽しみにしているよ!


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花日照りの時期に、ツユクサを三種撮ってみた!

2023年07月04日 14時31分30秒 | みんなの花図鑑
 📸2023年7月4日:フクリンツユクサ(覆輪露草:ツユクサ科ツユクサ属の一年草)
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 花日照りなのである。まったく咲いていないという訳ではないのだが、猫の額では山野草は端境期に突入だ。使い倒した種であったり、何度となく投稿して手垢がついた種であったりするので、投稿が躊躇われた。必然、ちょいと足が遠のくといった塩梅なのだ。
 Oxford Languagesの日本語辞書によると、「日照り」とは「(夏)長い間雨が降らないで水がかれること。転じて、必要なものが非常に少なくなること。」などという解説がなされている。そう、「投稿に必要とされる花が非常に少なくなってしまった」のである。
 そんな頃合いに、折よくフクリンツユクサ(覆輪露草)が咲いてきた。

 📸2023年7月4日:昨年は丈高く徒長して倒れたり、葉焼けなどで見る影もなかったのだが・・・。
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 覆輪露草と表記する。覆輪とは本来、「甲冑・鞍・太刀・調度などを金・銀・錫などで縁取りし、飾りや補強としたもの。」(デジタル大辞泉 )を意味する。そう、エッジング(edging)とか、パイピング(piping)と言えばいいだろうか。
 園芸においては、「花びらなどの外縁部分に、地の色と異なる色が入る」ことを言い、クリスマスローズなどでは「ピコティ」などという語彙をもって語られることが多い。
 このツユクサ、一般的には、「メガネ(眼鏡)ツユクサ」などと呼称されることが多いようだが、異称である「覆輪露草」という呼称もなかなか味わいがある。
 実は、このツユクサ、昨年、みん花時代の先輩の方にお送りいただいたのだが、葉が焼けたり、徒長したりと、あまりよい状態とは言えずお披露目は差し控えた。今年は、現在30㎝ほどといい塩梅にまとまっており、この隙にと思い取り上げてみた。

 📸2023年6月27日:斑入りツユクサ(斑入り露草:ツユクサ科ツユクサ属の一年草)
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 路傍で摘んで水に挿してから5~6年、しっかり根付き、時が至ると坪庭の水場の辺りで世代交代をしている。
 斑入りというのがミソかな。バラエティーに富んだ斑の入り具合を楽しむ、密やかな楽しみでもある。

 📸2023年7月4日:ムラサキツユクサの白花
 (紫露草の白花:ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草)
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 📸2023年7月1日:この時期は、間断なく咲いてくれる。一日花だが、得難い花の一つ。
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 車が行きかう街路樹の植え込みでさえも、平然とした顔で世代交代を繰り返している。ツユクサの仲間だけに、芯の強いところを見せつけてくれる。
 来たばかりの時はいじけていくつも花を付けなかったが、今年は間断なく咲いている。地味に合うまで時を要したか?

 📸2023年7月2日:西洋オダマキ
 キリガミシリーズのディープブルー&ホワイト
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 📸2023年7月2日:なんで今頃?
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 そう言えば、西洋オダマキがまだ咲き出した。アクイレギアのキリガミシリーズ、ディープブルー&ホワイトである。
 一つかと思えば、いくつかつぼみも抱いているようで、まだ咲いてやろうかという気概だけは健在のようだ。
 健気と言えばそうなのだろうが、猛暑日が続くこんな日和の中で咲いていていいのだろうか? 来年の咲き具合に影響しない?


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花より団子じゃないけれど・・・。

2023年07月01日 15時01分55秒 | みんなの花図鑑
 📸2023年7月1日:ツリガネニンジン
 (釣鐘人参:キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
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 空の具合を睨みながら、買い物ついでの散歩へと出掛ける。まずは、すぐ近くの平野の森へ。
 管理者のお一人が、「これっ、ツリガネニンジンでしょ。」と仰った草本がどうなったのか気になって足を向ける。おや、1メートルは越えているだろうか、随分と丈高くなったものだ。ほら、輪生する葉が、ツリガネニンジンの仲間であることを物語っているようなのだが・・・。もう十年近く、この森に通っている。しかし、この仲間が咲いているのをかつて見たことがない。
 件の管理者の方曰く、「植えたと思しき草は、ことごとく抜いてしまいます。」と。森の外れ、人家に近い所に根付いている。突然、湧いて出るものであろうか? う~んっ、ナチュラルなものなのかなぁ~。

 📸2023年7月1日:ヤブミョウガ(藪茗荷:ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草)
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 森を後に、酒のディスカウントストアM屋を目指す。そう、この散歩の目的の一つは、晩酌用の飲み物を物色することなのだ。
 この辺りは雑木の林が多い。少し歩くとヤブミョウガと出会う。まだ咲き始めたばかりのようで、なかなか秀麗な佇まい。月日を重ねると、撮ろうにもどう撮っていいものか迷うことになる。でも、これは、ヤブミョウガに限ったことではないか、ヒト属だって似たり寄ったりだね。

 📸2023年7月1日
 キキョウ(桔梗:キキョウ科キキョウ属の多年草)
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 こちらは、人家のお庭に咲くキキョウを撮らせていただいたもの。
 そうですか、そうですねぇ~、もうキキョウが咲いていても、おかしなことではないのだよね。一年も、もう折り返し点を通過したのだもの。

 📸2023年6月26日:モナルダ
 (モナルダ タイマツバナ(松明花):シソ科 ヤグルマハッカ属(モナルダ属)の多年草)
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 Googleで花の詳細をチェックしようとしたら、「モデルナジャパンへようこそ」と出た。
 えっ! あッ! ミスタッチ! いや、思い違いか。「モナルダ」だろう、これは!
 キキョウを撮らせていただいたお宅の先には、小規模な貸し農園がある。野菜のほかに、いろいろな草花が植えてある。モデルナの先に・・・、いや、モナルダの先にはもうオミナエシが咲いているのが見えた。

 📸2023年7月1日:オミナエシ
 (女郎花:オミナエシ科オミナエシ属の多年草)
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 花期は夏から秋にかけて、などとの記述が目立つ。ずいぶんと大雑把な表現だ。
 小さな黄色の花をたくさんつける。散房花序というらしい。ちっちゃくてもこれだけ集まれば、遠目からでも結構目立つ。これも、植物の生存戦略の一つの方法論なのだろうか。こうして見ると、オミナエシって花も捨てたもんじゃないなぁ~なんて思ってしまう。だけど、花との短くて浅い経験から言うと、どうしても秋の花だという印象がぬぐえない。

 📸2023年7月1日:クリナムの仲間(クリナム:ヒガンバナ科ハマオモト属の半耐寒性球根)
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 この時期、ここに来ると、かなり大きな群れのクリナムの仲間(アフリカハマユウだろうか)に出会える。
 上述した農園の東の外れ、雑木林と隣接するところだから、いろいろな雑草との競合が激しいのだが、そんなことなどお構いなしに次から次へと咲き競う。

 📸2023年7月1日:今日のお買い物!
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 ぽつりぽつりと花を拾いながらお目当てのM屋に辿り着く。
 主夫は、「限定品」などという言葉にことのほか弱い。特に、それが嗜好品ともなると、迷うことなく手が伸びる。まして、「期間限定の冷酒」とくればなおさらのこと。
 それは、「天狗舞 超辛 純米酒」(石川県・車多酒造)も、5月中旬から7月末までの期間限定販売品だから見逃す手はないだろう。
 夏とくれば冷酒だよね。今夜は天狗舞かな。さて、肴は何が合うだろうか? Prime Video「異動辞令は音楽隊!」でも見ながら、じっくり考えて料してみようと思う。


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