KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

備えあれば憂いなし

2010-08-11 22:35:13 | 圃場
台風4号が今年初めて日本に接近します。
台風が接近した時は、KaLuckでは毎回同じような対策をすることで、これまでなんとか生き延びてきました。

ビニールハウスの中に風を入れるか入れないかで、対策は全く異なってきます。

ビニールハウスの中に風を入れると、骨組みはつぶされることなく、被害はハウスの中で栽培している植物に直接雨風が当たることとなります。
風を入れるということは、ビニールをすべて取り外す手間と、台風が去ったあとに元に張りなおす必要があります。

もうひとつはビニールハウスに風を入れないようにする方法。
KaLuckがとっているいつもの方法です。

①ハウスのサイド巻き上げを一番下まで下ろし、風を含ませないように両サイドをヒモで固定する。



 黒いヒモ(マイカー線)が見えますか?
 完璧な防御えはありませんが、結構強い風が吹き続いても持ちこたえます。
 
 
②ハウスのビニールを固定するベルトが切れていたら修理する。


 
 ビニールはこの乳白色のベルトで両サイドから固定されています。
 このベルトと固定している青い止め具さほど耐久力が強いものではなく、早いもので3年で破損します。
 KaLuckでは、破損しても台風が来るまでほったらかし。
 いつも直前になって大慌て。
 
 
③台風の影響が少なくなるまで、換気扇は回しっぱなし。


 
 両サイドを閉じ扉を閉めると、ハウス内の圧力が下がります。
 よってビニールが飛ばされにくくなります。

今回の台風対策は完璧ではありませんが、なんとか防御できるかなと考えます。
これよりもっと大きな被害が考えられる台風が接近した時は、ハウスが倒れないようにつっかえ棒を立てかけたり、扉が抜けないように扉の内側にパイプを打ち込んで、扉が抜けた時の風の侵入を最小限に抑える予防をします。

いずれにせよ台風は大型/小型を問わず、どんな被害が発生するか予測は困難です。

コメント
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