このポットの中には、先日植え付けたカラーの球根が入っています。
根が出てくるころを見計らって、農薬を潅注しています。
カラーの球根は非常に腐敗しやすく、農薬の土壌潅注が欠かせません。
アミスターとアグリマイシンという農薬のMIX液に、ペンタキープというオマジナイを混合させています。
腐敗の原因となるピシウムとリゾクトニアにはアミスターを作用させ、バクテリアにはアグリマイシンを作用させることで、球根内に菌の侵入を防除します。
アグリマイシンは抗性物質でありいろんな種類がありますが、ナントカシンという最後にシンがついた命名規約があるようです。
タイガージェットシンや香田シンは抗性物質ではありません。
潅注という聞きなれない言葉も出てきましたね。
浣腸ではありませんよ。
農薬は茎や葉に噴霧器で散布する以外にも、写真のようにポットの中にある用土を殺菌させる目的もあります。
噴霧器の先端に勢いを抹殺させる為のクッションをつけて、溶液をドボドボ入れていきます。
たこ焼きの生地をタコ焼き器に入れていく要領ですね。
タコや野菜などの具を入れると植物に悪さをしますので、入れてはいけません。
このポットは12センチLONGなので、約200mlほど入れると下から少しテンテンテンと液が漏れてきます。
これを1000ポット以上繰り返す為、作業中は必ず眠くなります。
ボ~としてきて夢見心地! 一列ずれているかも知れません。
球根が腐敗してきたら、居眠りが原因と思いましょう。