誤って折ってしまった訳ではありません。
ワザと折りました。いや、切りました。
ラークスパーのバースデーピンクですが、これまでロゼット状だったのが最近上部にグングンと伸びてきました。
人間でいえば中学生ぐらいでしょうか。
このままだと、中心から伸びる1本の太い茎に花が付いてくるだけになります。
複数の茎から開花させるために、真ん中の茎をひとまずちょん切ってしまいます。
これを「剪定」と言います。
生産者は「ピンチ」または「危機」とも呼んでいます。
簡単に説明すると、植物体内にみなぎる成長のパワーを、1点集中から分散させるために行う作業です。
茎の下方でピンチを行うと、分枝の数が少なくなりますが、がっちりとした太い茎が期待できます。
一方、茎の少し上でピンチを行うと、分枝の数が少し増えますが、細めの茎になります。
今回のラークスパーは地上部約4~5センチ程度のところでピンチをしました。
分枝を少し多めに発生させてみます。
ピンチのやり方次第で出来上がりの姿がある程度決まります。
栽培管理における重要な時期です。
人間でいうと中学生の頃に、頭も体も心もしっかりと鍛えておくことで、これからの人生歩む道が大きく変わってきます。
子育てにおける重要な時期です。
タイトル 「ピンチになると必ずやってくるものは?」 の答え・・・
ウルトラマンではなく、ハサミです。