鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

宮本輝

2021年07月24日 | 日記

私の夏休み課題図書「流転の海」シリーズ第4部まで読み終えました。

なんだか「ずるーい!」と声を上げそうな主人公の描き方が、すごいのです。
何がすごいと言って、一人の男の人生に、こんなに「艱難辛苦」を与え、次から次に訳ありで、でも魅力的な人々が配されて、面白くないわけがないのです。

特に、主人公に絡んでくる女性たちがみんな「いいおんな」です。

少し、男性の理想(著者の)が膨らんでいる感もあります。私は何を言っているのだ、大好きな、尊敬する宮本輝の大作に偉そうに批評をしている、ごめんなさい、というか・・・、いやすいません。

これは主人公に完全に感情移入され、この男の一生を見届けたい、見届けなければいられないように導かれてしまいます。

はい、次に進みます。

コメント
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