物を作って売っている私が、実はこの数年物を買わなくなった。
「まずい!」のですが、本当のことです。
このところ、都心、横浜界隈のブランドのお店(日本)の撤退も目につき、厳しい年の瀬の予感がします。
他人事ではありません、仕事自体、売り上げは伸びているものの、原材料費の高騰で利益が思うように出ていません。それでも作り続けます、仕事だから。商品の値上げ以外の何かで、乗り切るすべを模索しています。取りあえずは社長の私が「健康でいること」が必須条件です。 、
おそらく、もう今までのやり方ではこの不況は乗り越えられないところまで来ているのでしょう。電力の政府の救済措置も一時的なもので、根本解決にはなっていませんから年が明けても値上げラッシュです。
私は私なりに、身の周りの小さな問題を、逃げないで解決しながら仕事に取り組んでいくしかありません。だからと言ってそれは苦痛な事ばかりではなく、楽しい未来を描く作業もあるのです。
(いまさら申し上げるまでもないのですが、鎌倉今村の商品は、ブックカバ-等、基本、色柄すべて違えて手作業で作っている一点ものです。)
いままで通り、丁寧に商品を作り、販売する傍ら、積極的に発信していきたいと思っていることがあります。
それは、鎌倉今村の来年のテーマ「糸針は心も繕う」です。小さな手仕事の提案です。私の元には布が山のようにあります。どれもこれも、私が足で集めた布たちです。これを利用してお客様に小物作りを体験して頂いて糸、針布と共に、ひと時を楽しんで頂きたいのです。
詳しくはまた、ブログでご案内させて頂きます。やりたい事、やるべきことは山のようにあります。どうぞ、応援してください。よろしくお願いいたします。