「風景を(カメラを通じて)切りとる」
この感覚が好きになってから、私の写真撮影が楽しくなったといっても過言ではありません。それがゆえに、この言葉授業でもよく使っています。
撮影がまだ身近ではない方にとっては、耳慣れないかもしれませんが、写真の本など、ごくごくフツーに使われています。 たとえばこんな記事や、こんな記事、こんな本 などはすぐに見つけることができます。
この感覚で撮影をしていただければ楽しさも倍増すると思っています。
今回は、風景の切り取りのもうちょっと具体的な例を2、3あげてみましょう。じっくり撮るといってもどうしていいかわからない方がきっといらっしゃると思うからです。
おんなじような風景ですが、葉っぱの入り方によって(風景の切り取り方と言い換えてもよいです)イメージが変わります。
すぐに撮ってしまうだけでなく、ちょっと前後左右に動くだけで、木の入り方は大きく変わります。
どれがいい、悪いではありませんが、「ちらっと」葉っぱなどをいれるワザ は、テレビなどでもよく使われていますね。
こんな風にじっくり撮ることを、普段はあまりやらないかもしれませんが、そんな方のためのピクニック。ちょっとした違いですがこだわりたいところです。
上の2枚は何が違うかわかりますか?
左は目の高さからの撮影、右は地面にカメラを置いての撮影です。
地面に置いたほうが迫力が出ませんか?
(これもハンバーグ構図です→エクセレント、わくわくの方)
今回の授業で、想像以上に縦撮影ができない方が多かったです。
「縦に長いものを撮るから縦、横に長いものを撮るから横」ではなくて、
「縦方向の広がりを強調したい」から、とか「横方向の広がりを強調したい」などと、
表現として使い分けをしてみましょう。
縦を使いこなすには、私の経験上かなりの練習が必要です。これは才能なんかではありません。
右の写真は、あえて全体を入れないことで力強さを出そうとしています。
全体をあえて入れないと力強さが出ることは多いです。
地味な写真が続きましたので、最後はちょっと鮮やかな切り取りを・・・
建物と紅葉をどの程度いれようか・・・
三重塔と紅葉をどの程度入れて、どこに配置するか・・・
あと一回続きます。
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