明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

令和元年の電力・管理3

2020-03-08 00:17:44 | 電験2種への遠い道のり
さてさて、久々の電験の振り返りですが、予告通り電力・管理の問5を振り返ってみましょう。

見るからに問2より難しそうですね。
これで問2と同じ配点なんて世の中の不条理を感じますが、それが電験というものですからあきらめるしかありません。
問5を解く力があれば問2は解けます。問5が解けたら問2も解けて、あと1問何とかすれば電力・管理はクリアできるという幸運に恵まれた年でした。

過去問を振り返ってください。受験者を振り落としにかかる年と、出題者が根負けして解きやすい問題を出す年が不規則に続いているのがわかります。つまりしつこく記述の問題を受け続けて出題者が根負けするのを待てばその間に計算力もつきますし、免状を手にする日が必ずやってきます。そう信じてください!自分が自分を信じてやることができなくて誰が自分を信じてくれるというのですか!?

問題冊子の送電端と受電端の間にリアクタンス、運が悪い年はさらに抵抗が入っている図は本当によく見かけますね。
オームの法則を制する者は電験2種を制するといっても過言ではないと思います。電位差があるところに電流が流れ、比率と位相差はインピーダンスが決め手になることをわきまえたらおのずと計算式は出てきます。あとは題意が求めるものを最後まで計算しぬく力が必要ですね。

ベクトル図を描くときは受電端から電流がもたらす電圧降下分を足したら送電端電圧になるってことですね。この考えは電磁機器でベクトル図を描くことを求められることも多いので応用が利くように足し引きを図解できるようにしておきましょう。

さて問題の図には運悪く抵抗が記されていますが、一方で近似できる条件が記されていますから電圧降下の近似式の両辺に受電端電圧をかけてやれば送受電端電圧と抵抗とリアクタンスと有効・無効電力の関係式が出てきますので、その式をVr+⊿v、Q+⊿Qに置き換えて丁寧に計算すれば①式を出すことができます。

で、(2)ですけど、①を使うことが前提になることはわかるはずです。そうでなければ出題者が際限なく底意地が悪いとしか言いようがありません。
そこから合成インピーダンスと電圧の変化を出して①から無効電力の変化のMAXが出るってことですね。

とにかく電力・管理は送電端と受電端の電位差とインピーダンスから電流そして電力を算出するってことと単位法・%インピーダンスを他の分野より重点的に勉強して損はありません。
思いのほかオームの法則を使いこなすって難しいんですw

で、この考えから出てくる送受電電圧の位相差と送電能力がわかれば問3も説明できるようになります。

ってことで次回は問3を振り返ることにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする