明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

令和元年の電力・管理4

2020-03-19 21:36:03 | 電験2種への遠い道のり
さてさて・・・・

オームの法則を制する者は電験2種を制するってことを今回の電験2種の電力・管理問2・問5を通じて述べてましたが、問3はそこで出してきた計算の結果を使わせてもらおうってわけです。
電験の問題の分野を細分化してジャンル別の強弱を自己分析しておられる方を散見しますが本当に尊敬します。
デルフォイ神殿の柱に刻まれた3つの言葉
「汝自身を知れ」「多くを望むな」「できない約束はしない」
に準じた行動はなかなかできるものではありません。かつてジャン・ジャック・ルソーが人間不平等起源説の中で「デルフォイ神殿の柱に刻まれた言葉は多くのモラリストたちが書き残した分厚い書物より価値がある」と述べるだけのことはあります。私は多くを望まずできない約束をしてこれ以上勉強が日常生活の時間に侵略してきて妻にこれ以上迷惑をかけないために電験1種には挑まないことに決めました。
なぜかって?
電験の問題は4つの分野に分けることができます。
ひとつめはオームの法則の延長線上から引っ張ってこれる問題、今年の電力・管理と機械・制御はどちらも選択した問題がすべてこのパターンでした。
ふたつめはオームの法則の理解では歯が立たない計算問題
みっつめはイメージがわく論説問題
よっつめは訳の分からない専門用語にまみれた論説問題
そして何とかしやすいのはオームの法則とイメージですね。そして電験1種の過去問を見るとオームの法則を理解するだけでは歯が立たない計算問題と訳の分からん論説問題がこれでもかと並んでます。とても私では歯が立たない。

さてさて問2・問5を解ける方なら送電端電圧・受電端電圧・相差角・線路リアクタンスから有効電力の送電能力
P=VsVrsinδ/X
はもう頭に入っていることでしょう。そうなると問3も解けそうなオーラが漂ってきます。
そうなると、ある電力で送電しているときの相差角は必然的に決まっているはずです。そこで負荷が切り離されると発電機が加速して相差角が開いていくってことは問題文にかいてあるからきっとそうなんでしょうw何故そうなるかなんてことは知ったことじゃありません。で、機械入力はぶっ込まれ続けてるんですから故障個所が切り離されて再投入されて電力を送り出せるまで加速するんですから加速は左側ってことはイメージできますね。じゃあ、再投入された後は切り離し後のリアクタンスに見合った送電能力分を放出して減速して加速と減速のエネルギーが釣り合うところまで相差角が開くわけです。しかし機械入力は入ってきてるんですからその分は減速に使われません。で、右側の指定された領域になるんですね。じゃあその分が再び機械入力と送電能力が釣り合う相差角になっても左側の面積に届かなかったら同期外れを起こします。リアクタンスが変化すれば送電能力が変化してその分だけ減速が変化します。力率が改善すれば受電端電圧が変わるので減速が変化します。

なんだか両端の電位差からオームの法則で計算することで3つの問題が干からびたスパゲティのごとく絡まりあって一網打尽にできるなんて運が良かったとしか言いようがありません。で、ここまで解くのに1時間程度、残り1時間もかければ最後に選択した問4なんて余裕でしょ?と思われるかもしれませんが、ここでドジをしてしまいます。
私がどんなドジをしたかは次に振り返る折に・・・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする