位置ってものを何となくつかむと、位置が変化することを考えてみましょう。
SFの世界では瞬間移動やワープの話が良く出てきますが、実際に位置が移動するには時間がかかります。
ある時間でどれだけの移動をしたかわかれば、時間に対する位置の移動の割合が速度です。
速度というのは大きさ・方向・向きを持った物理量です。あとで説明しますが、大きさ・方向・向きを持った物理量の事をベクトル量と言います。一方で大きさだけを持つ物理量をスカラー量と言います。
速度はベクトル量でその大きさだけを述べるときは速さと言いスカラー量になります。
速度の足し算、引き算は写真の通りです。
速度の足し算は、例えば東向きにv1(m/s)で進む戦車で、戦車の操縦席から南にv2(m/s)で砲弾を発射すれば傍から見れば砲弾はどんな速度で進むかを計算するときなどに用います。
一方で速度の引き算は傍から見たらv1で進む自動車とv2で進む自動車があってv1で進む自動車の運転席からはもう一方の自動車がどんな速度で進むように見えるかを計算するときに使います。
同じ速さでも対向車はあっという間に近づいてすれ違って離れていきます。
逆にまっすぐな道で前にのろのろ走る車がいれば「あの車にはきっとハエが止まっているに違いない」などと悪態をつきながら長時間付き合わされることになります。
ベクトルの計算というのはわかっているのといないのとで後の学習に大きな差が出ますから別の機会にみっちり学習するとして、次回は速度を変化させる物理量、加速度について触れるとしましょう。
SFの世界では瞬間移動やワープの話が良く出てきますが、実際に位置が移動するには時間がかかります。
ある時間でどれだけの移動をしたかわかれば、時間に対する位置の移動の割合が速度です。
速度というのは大きさ・方向・向きを持った物理量です。あとで説明しますが、大きさ・方向・向きを持った物理量の事をベクトル量と言います。一方で大きさだけを持つ物理量をスカラー量と言います。
速度はベクトル量でその大きさだけを述べるときは速さと言いスカラー量になります。
速度の足し算、引き算は写真の通りです。
速度の足し算は、例えば東向きにv1(m/s)で進む戦車で、戦車の操縦席から南にv2(m/s)で砲弾を発射すれば傍から見れば砲弾はどんな速度で進むかを計算するときなどに用います。
一方で速度の引き算は傍から見たらv1で進む自動車とv2で進む自動車があってv1で進む自動車の運転席からはもう一方の自動車がどんな速度で進むように見えるかを計算するときに使います。
同じ速さでも対向車はあっという間に近づいてすれ違って離れていきます。
逆にまっすぐな道で前にのろのろ走る車がいれば「あの車にはきっとハエが止まっているに違いない」などと悪態をつきながら長時間付き合わされることになります。
ベクトルの計算というのはわかっているのといないのとで後の学習に大きな差が出ますから別の機会にみっちり学習するとして、次回は速度を変化させる物理量、加速度について触れるとしましょう。