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鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

坐骨神経痛

2024-01-19 16:42:41 | 日記

ちょうど1か月前だった。

右の足と腰の中間あたりに違和感を感じた。

「ああ、これなら温泉へ行って温まれば治るだろう」と翌日の午後、我が家から東に10キロ余りの「高山温泉ドーム」という銭湯に行き、ゆっくり温まって来た。

翌22日から家内とともに東京に行く用事があり、早朝に車で家を発ち、鹿児島空港から羽田に向かった。

ところが飛行機に乗り込み客席に座ったあと、右の腰(足の付け根の外側)から臀部と太ももの後ろ側が猛烈に痛み始めた。

「居ても立ってもいられないとはこの事」という感じになり、それでもシートベルトを着用している以上、立つわけにはいかない。

右足を持ち上げたり、左足にクロスしたり、とにかくフライトの1時間40分は痛みをやり過ごすための足のやり場に困る状態で、羽田までのわずか1時間40分が無限に感じられたのだった。

ただ歩く分には何の支障もなく、通常通り歩けたのが不思議だった。

人生で初めての坐骨神経痛とはこの時初めてお目にかかったのである。

身体の痛みとしては虫歯の痛み、筋肉の痛み、打撲の痛みなどこれまでに数々経験しているが、今度の痛みはそのどれをも凌駕していたように思う。

筋肉の痛みと打撲の痛みは2,3日も我慢すれば消えて行くし、虫歯は歯科医師のもとに行けばおおむね一両日の内に収まるが、坐骨神経痛に関してはそうは行かない。

かかる医者としては整形外科だが、知り合いの坐骨神経痛に罹っている人に聞くと、「レントゲンやCTスキャンで検査するのだが、まずは痛み止めの薬を処方され、それでも痛みが引かない場合は、手術を勧められる」とのこと。

知人は手術はしたくない派で、自分もそうだ。

それでウェブサイトで調べてみると、あるはあるは、「坐骨神経痛は○○で解消」というようなタイトルで整体師によるユーチューブが目白押しだった。

それらを縦断的に閲覧してみると、腰のすじというか筋肉というか、それが硬くなっているので坐骨神経の通り道が圧迫されていてそのために痛みが起きているらしいことが大約で理解された。

整体師の様々な治療法の中でも、いわゆる「蹲踞の姿勢」が効果出来だということが分かった。

ちょうど今大相撲正月場所が始まって毎日見ているが、彼らお相撲さんは腰を下ろした時には当然「蹲踞」が通常の姿勢であり、また歩くのを見ていると例外なく「外股」である。

相撲取りは横綱照ノ富士で典型的なように、足に関しては膝がよく故障し、また肩の脱臼とかで休場することはままあるが「坐骨神経痛で休場」というのは聞いたことがない。

これは自分としては大発見だった。そうか、蹲踞の姿勢と外股だ。これが肝心だ――と蒙を開かれた思いである。

もちろん筋肉なり筋なりを軟らかくするためには暖めることが必要で、そのためには温泉が最適である。温泉内に「電気風呂(低周波風呂)」があればなお良い。

強張りをリラックスした上で、蹲踞の姿勢と外股歩きを併用すれば良くなっていくという感触を掴んだので、あとどのくらいかかるか分からないが、それを続けよう。

結果はその時に!


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