鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

初冬?の日向ぼっこ

2024-11-08 03:35:01 | 日記
11月7日は24節気の「立冬」。

朝は暦通りの寒さとなった。6時半、玄関先では11℃だったから1時間前の夜明け時では10℃を切っていたかもしれない(県内では伊佐市で3.5℃。大隅では田代町で5℃と今冬の最低気温)。

まだ薄暗い6時にウメの散歩に出たが、あらかじめ手袋をしていたのは正解だった。かじかむほどの寒さではなかったが、夜明けの東の空の明るさと足元の暗さは対照的で、気分的には「底冷え感」がする。

犬は寒さにはめっぽう強いから、ウメは暗さも何のそのハァハァと農道を急ぐ。時々、いつものように手綱を引っ張って制止するほどだった。

帰宅後、朝食を与えられたあとは、すっかり夜が明けるまで床下に潜り込んでおとなしくしている(床下と言っても家のではなくテラスの床下である)。

新聞を半分呼んでから、朝食を摂り、再び新聞を読んだりしているうちに庭に太陽の光が十分に当たって来ると気温もかなり上がる。

これまで菜園を荒らすため庭に出ることを禁じていた猫のモモを、ここ一週間くらい前から庭に出られるようにしていたのだが、気が付くとリビングのいつもの「寝そべりコーナー」に居ない。

まだ寒かろうにと思いつつガラス戸越しに庭を見ると、陽光の中、ウメが床下から出て来ていて日向ぼっこをしている。と、その近くに何やら尖がった耳が見えるではないか。

リビングのガラス戸を開けると気付いてどこかへ行ってしまうと思い、玄関に回り、そうっと開け閉めして庭に回ってみた。

すると、いたいた、モモがウメの近くのテラスの階段の1段目に寝そべっている。
家の中に飼っている猫と家の外で飼っている犬とでは「生活圏」が違うのだろう、これまでモモが庭に出てウメのそばに行ってもお互いに至近距離のままでいることはまずなかった。

これは珍しいツーショットだ。

「お互い年を取ったニャー」とか何とか言ってそうな微妙な距離感である。

「アメリカの大統領に今度また偉く年取ったのが当選したらしいワン」
「ウメちゃんは床下にいて情報もないのによく知っているニャー」
「テレビの音だけは聞こえるんだよ。ワンダフルだろ?」
「ニャンダ、さすがだニャー」

そこまでは言っていないか。

14歳半の猫ばあさんと13歳半の犬ばあさん(?)、これからも仲良く暮らせ。






いやはや認知症の始まり?

2024-11-06 15:57:01 | 日記
早朝5時半くらいになると「ワン」「ワン」と間隔を置いた少し遠慮がちの小声(小吠え)がし始め、こっちが起きないでいるとその間隔がだんだん狭くなり「ワンワンワン」となる。

それで、まだ十分に暗いのだが、起床して靴下をはき、上っ張りを羽織って玄関を出る。その際に近所迷惑防止のために使い古した長靴をウメの前に投げると、大きな鳴き声は瞬間に収まり、いよいよ手綱をもって散歩に出ることになる。

ウメは「アオー」と喜びの声を上げて手綱を引っ張り、先を争うように「ハァハァ」と急ぐから面白い。

暗いと言ってももう東の空は明るくなっているから懐中電灯を持って歩く必要はない。昨日は日没後に帰宅したのだが、途中、懐中電灯を照らしながら犬の散歩をしていた人に出会ったが、そういう人は稀である。

散歩のコースは決まっていて、県道を挟んで南側と北側のコースの2コースがある。

ウメの好きなのは県道の北側コースだが、そっちは広い畑地帯で薄暗いと道路の藪やくぼみで歩きにくい。まだ暗い5時台だと南側コースだが、今朝は6時を回っていたのでウメの好きな北側を回った。

ウメにとっては畑地帯の草の匂いがたまらないようで、途中何度も草むらに鼻を突っ込んでは10秒くらい、長い時は30秒も鼻をひくつかせる。

畑地帯を一周すると1キロくらいになるのだが、途中でおしっこは3回程度、大便は1回、律儀なものだ。(※大便は「うんこキャッチャー」と名付けたペットボトルを斜めにスライスいたもので受け、帰宅してから庭の堆肥穴に投げ込む。)

帰り間際に近所の歩道を歩いていたら、不思議な光景に出くわした。
(帰宅後にデジカメを持って来て映したもの)
家の東側の空いた部分に花壇状のしつらえをし、周りに区画の石を並べ、中にまた小さく区画して、サボテン数種、大小を植えこんである。これまで見たこともない花壇だ。

実はウメの散歩中にこの光景を目にして帰宅後、家に入り家内にこの花壇のことを説明したのだが、「サボテン」という単語が出て来ずに「ほら、砂漠に生えているやつだが、あれを使った花壇みたいな面白いのがある」といいながら何であの名前が出てこないのだろうといぶかり通しだった。

結局、家内から「サボテンじゃない?」とダメ出しを食らう始末だった。

ああ、脳内神経回路のさび付きよ。

歌のタイトルでも、アカペラでは唄えるのだがタイトルが出て来なくて困ることが多くなったし、出かける際に玄関のカギを掛けたかどうか覚束なくて、車に乗り込んでからもう一度、降りて確かめることも多くなった。

そうだ、「サボテンの花」、あれはいい歌だったな。・・・・・・ただし、誰の歌だったっけとスマホで調べなければならなかったが・・・。答えは財津和夫!





何が「悲願の」だ!

2024-11-01 19:51:28 | 日記
昨日はテレビの中継でアメリカの「ワールドシリーズ」を観ていたが、ニューヨークヤンキーズとロスアンジェルスドジャーズの対戦は日本選手二人が在籍しているドジャーズの勝利となった。

ドジャーズに在籍しているのは大谷翔平選手と山本由伸選手の二人だ。

大谷翔平はドジャーズに移籍する前は5年間エンジェルズに在籍していたが、そこでは投手兼野手としていわゆる「2刀流」を貫いていて、投手としても打者としても大きな足跡を残している。

しかし今年になってドジャーズからのオファーがあり、10年で一千億とかの桁外れの契約金で移籍が決まった。

その後の活躍は「本塁打50本、盗塁50」という大リーグ史上初の記録を残し、ドジャーズへの高額の移籍がフロックではないことを内外に示した。

在籍1年目でドジャーズの「ワールドシリーズ制覇」に遭遇したのだが、この「快挙」を新聞でもテレビでも「悲願の世界一になった」と言うのだが、ちょっと待て「悲願の」の使い方が違うだろう。

「悲願の」という言葉は、それまで到達したいと思っていても何度も何度もはじき返されてなかなか思うようにいかなかったのだが、辛抱の末にようやく達成できた――というような場合にだけ使われるのだ。

例えば例示するにはちょっと気が引けるが、例の北朝鮮による拉致事件の被害者の家族が、時の政府に何度も何度も解決を訴え、30年ののちにようやく解決を見て被害者が愛する家族のもとへ帰って来たような場合に使う言葉だ。

ところがドジャーズの優勝は大谷選手が移籍して一年目に達成しており、これでは「悲願の」は大げさすぎるというよりか使えない言葉だ。

大谷が大リーグに行った頭初からドジャーズに所属し、7年目にようやく念願のアメリカ一位になったというのであれば、「悲願の」は使えなくはないが・・・。

同じドジャーズに、今年日本から移籍したのが山本由伸投手だ。

この人の場合は「ラッキーボーイ」という言葉がお似合いだ。

投手としてはそれなりの一年だったが、打者としての大谷ほどの話題性はなかった。

ところが今回、初めて在籍したドジャーズの優勝に遭遇したのだ。何というめぐり合わせだろう。

大リーグでの戦績はともかく、ワールドシリーズの第2戦ではヤンキースを相手に7回を失点1で抑えたことで大いに株が上がったようだ。

ドジャーズとの12年契約3億ドル(約450億円)は伊達ではなかったことになる。

大谷は12年契約で1000億円を超えているから、二人合わせて1500億円(一年の単位では125億円)が支払われるのだが、アメリカの「金(かね)本位制」は我々の理解の範疇を超えている。

(※いまアメリカでは大統領選挙前の活動の真っ盛りだが、アメリカの最高年俸者である自動車会社テスラの経営者イーロンマスクは共和党候補のトランプを支持しており、支持者に100万ドルを提供するとか何とか言っているようだが、これこそは我々の理解を超えており、日本では公職選挙法違反でしょっ引かれる案件だろう。)

ブロッコリーの苗を定植

2024-10-04 09:35:40 | 日記
台風10号が襲来する8月24日、25日ごろまで、今年の夏は暑さもだが、8月に入ってからはほとんど雨らしい雨が降らず、菜園もカラカラ状態だった。

だから――台風10号が雨をもたらして乾燥状態から解放される上に、通過とともに西風が吹き込み気温もぐっと下がるのでは――

と期待して播種したのが秋冬用の野菜と葉ボタンなどの花だったが、あに計らんや、通過後は再び猛暑がぶり返し、蒔いた種のほとんどは高温障害のためやられてしまった。

特に葉ボタンとブロッコリーは全滅だった。そもそも葉ボタンにしろブロッコリーにしろこれらはアブラナ科の植物だから、寒さにはめっぽう強く、少々遅蒔きにしても十分間に合うのだった。

どうも園芸店(自分の近所の店では園芸コーナー)に同じものが並ぶのが早過ぎるのだ。それにつられて「ああもう苗が出ている。早くしよう」とばかり、さっそく種を買って蒔くという仕儀になるのだが、これが曲者だ。

園芸店に苗ものを卸す栽培業者はやはりプロだから、真夏の超暑い日を避けるための創意工夫が仕組んである。ハウスの中に寒冷紗や冷風を送るような機材が揃った上での早まきなのだ。

あの台風が過ぎて1か月後の9月の末の頃から、ようやく朝晩は20℃台の前半、昼間も30℃を下回る日が続いている。

ブロッコリーも葉ボタンも播種はあきらめ、昨日、近所の資材店の園芸コーナーでそれぞれ6株ずつ苗を買って来た。

今朝は少し雨模様だったが、まずはブロッコリーの苗を菜園の畝に植え付けた。
苗の高さは約20㎝、1か月半前に蒔いた種がうまく成長していれば、こんな大きさになっていたはずだ。

支柱は家の周囲に「ヒトツバ」(高野槙の一種)を植えた時に支えとしたイボ竹という資材の一部だ。20年経っているので半分に折れたりしているが、野菜の支柱にはちょうど良い。

しかしちょっとした台風ならやり過ごせるが、本格的なのが来たらアウトだ。来ないことを切に願う。

10号台風が来る直前に蒔いたダイコンも、通過後の猛暑でせっかく発芽しても葉に枯れジミが点々と現れる高温障害だったのだが、放っておいたら何とか持ち直して来た。やはりアブラナ科は冷え込みが成長を促すようだ。
今は虫食いとの戦いだが、間引きをしてみそ汁かサラダには使える状態にはなっている。

二列のうち左手のがおろしや煮物に使える「ダイコン用」なのだが、せいぜい成っても「チュウコン」か下手をすれば「ショウコン」だろう😓

ダイコンに関してはこれとはまた違った種類の種を買い、別の畝に蒔いたが、今度のは何とかなりそうだ。



大記録達成ー大谷翔平選手ー

2024-09-20 21:57:19 | 日記
大リーグドジャーズの大谷翔平選手がついに前人未到の大記録を達成した。

50本塁打50盗塁という新記録が、大リーグの米国籍選手ではなく日本人選手から出たというので、アメリカのメディアは大騒ぎだ(昨日の試合結果では51本塁打51盗塁だった)。

「打って良し、走って良し」というのは野球選手に与えられる名誉ある評価だが、大谷の場合は「打って」の格が違う。

単なるヒットの量産ならあのイチロー選手が大リーガーとしては定評あったが、イチローの場合はほぼ単打に限定されていた。

大谷の場合はさらにこれに本塁打の量産が加わるのだから、驚く他ない。今日のマリーンズ戦では何と3連続本塁打を放ち、累計ではゴジラこと松井秀喜選手をすでに上回っている。

世界のホームラン王と言われた王貞治選手は、756本の世界記録を達成したあとも、引退するまでに前人未到の868本を打っている。

この数は王選手の選手生活約30年の積み重ねだが、今年30歳の大谷選手があと何年プレーするか分からないが、仮に15年とした場合、15×50=750となりこれまでの230本と合わせて1000本に到達する可能性が出てきた。

何とも凄い話である。

ただ日本の野球では盗塁数に関してはさほどの評価はないが、向こうでは大きいようだ。盗塁数も球団契約の際に契約金額にかなりのプラス算定になるのだろうか。

去年までは投打の「二刀流」だったのだが、右ひじの故障(手術)で投は断念し、打に専念したのが良かった。

それにしても打つだけなら右ひじの故障には影響ないのだろうか?

肘や膝の不調で選手生命が断たれたり、記録が大幅に低下する選手が多い中で、よくぞここまで頑張っていられものだと、感心を通り越して呆れるほどだ。

昨今、子どもたちの間ではサッカー人気が高く、野球は押され気味だったが、ここへきて大谷の大活躍に「宗旨替え」する子や親が増えていくかもしれない。