高射砲のジャベリンから始まってハイマースから、トマホークミサイルまで、次々にウクライナへ供与される兵器群。
今度は先端を行く高性能の戦車が供与の対象になった。
ウクライナには旧ソ連時代に配備されていた旧式の戦車しかなく、新たにロシアが支配地域を拡大しようとして戦場に投入する新式の戦車に対抗するため、ゼレンスキー大統領は最先端を行く戦車の提供を欧米に求めていた。
戦車の供与についてはアメリカもヨーロッパも慎重な姿勢を見せていたが、ここへ来てドイツがそしてアメリカが自国産の最新鋭の戦車の供与を容認し、ウクライナへ送ることになった。
地対空ミサイルの供与については比較的簡単に供与して来たアメリカが、戦車の供与には慎重だったのはおそらく軍事機密が詰まった戦車だからだろう。
つまり戦場でロシアに「生け捕り」されて持ち帰られては困る技術上の機密が多いせいではないかと思われる。
事の真相は明確ではないが、とにかくドイツ製の「レオパルト2」という戦車と、アメリカ製の「エイブラムス」という戦車が供与されることになった(イギリスも自国製戦車「チャレンジャー2」を提供するそうだ)。
ゼレンスキー大統領は「300両は欲しい」と言っていたが、そこまでは無理なようだ。
ロシアは「どんな戦車が来ようと、戦場で燃えるだけだ」と強気の声明を出している。
しかしそんなやり取りをしている間にもウクライナ市民に対する無差別の攻撃は続いており、年が明けてから「ロシア正教の元旦から3日ばかり停戦しよう」というトリッキーなロシア側からの提案の陰で、市の中心部にミサイルが落とされたりしており、もうこの11か月で無辜の市民約8000人が命を落としている。
ロシアの(戦時)国際法違反には甚だしいものがあり、とても容認できるものではない。
※今日のテレビニュースで、IOC(国際オリンピック委員会)が、ロシアとベラルーシの選手の個人参加を認めるような見解を発表したが、これに対してウクライナの教育相は「それを容認するなら、ウクライナはオリンピックをボイコットする」と声明を出した。
オリンピックのアマチュア精神(オリンピック憲章)からすれば、所属はいかなる国であれ、参加するのを拒むわけにはいかない。
しかし現実には国家単位のオリンピック委員会があり、国家単位で参加するのが常道である。
ただ問題はその国家単位の内容がピンからキリまであり、おおむね共産圏の国家では選手個人への関与が大きく、その反対にアメリカのように関与が非常に緩い国もある。
ロシアなどは共産主義からは離脱したものの、相変わらず「ステートアマ」が普通で、特にお家芸と呼ばれる体操などでは金メダリストは特別待遇を受ける。
そのように国家に管理された選手は果たしてアマチュアと言えるのかという疑問が涌く。もし金メダルを取れば、個人の栄誉はさて置いてその国の名誉という宣伝材料にされるのがオチだ。
オリンピックはスポーツのアマチュア精神に則った世界平和の祭典である。
開催国が大金を使って施設を造り、興行的に行うようになってからこの方、オリンピック精神は蝕まれてきたようだ。この際、ギリシャで常時開催する方向に舵を切るべきだと考える。
今度は先端を行く高性能の戦車が供与の対象になった。
ウクライナには旧ソ連時代に配備されていた旧式の戦車しかなく、新たにロシアが支配地域を拡大しようとして戦場に投入する新式の戦車に対抗するため、ゼレンスキー大統領は最先端を行く戦車の提供を欧米に求めていた。
戦車の供与についてはアメリカもヨーロッパも慎重な姿勢を見せていたが、ここへ来てドイツがそしてアメリカが自国産の最新鋭の戦車の供与を容認し、ウクライナへ送ることになった。
地対空ミサイルの供与については比較的簡単に供与して来たアメリカが、戦車の供与には慎重だったのはおそらく軍事機密が詰まった戦車だからだろう。
つまり戦場でロシアに「生け捕り」されて持ち帰られては困る技術上の機密が多いせいではないかと思われる。
事の真相は明確ではないが、とにかくドイツ製の「レオパルト2」という戦車と、アメリカ製の「エイブラムス」という戦車が供与されることになった(イギリスも自国製戦車「チャレンジャー2」を提供するそうだ)。
ゼレンスキー大統領は「300両は欲しい」と言っていたが、そこまでは無理なようだ。
ロシアは「どんな戦車が来ようと、戦場で燃えるだけだ」と強気の声明を出している。
しかしそんなやり取りをしている間にもウクライナ市民に対する無差別の攻撃は続いており、年が明けてから「ロシア正教の元旦から3日ばかり停戦しよう」というトリッキーなロシア側からの提案の陰で、市の中心部にミサイルが落とされたりしており、もうこの11か月で無辜の市民約8000人が命を落としている。
ロシアの(戦時)国際法違反には甚だしいものがあり、とても容認できるものではない。
※今日のテレビニュースで、IOC(国際オリンピック委員会)が、ロシアとベラルーシの選手の個人参加を認めるような見解を発表したが、これに対してウクライナの教育相は「それを容認するなら、ウクライナはオリンピックをボイコットする」と声明を出した。
オリンピックのアマチュア精神(オリンピック憲章)からすれば、所属はいかなる国であれ、参加するのを拒むわけにはいかない。
しかし現実には国家単位のオリンピック委員会があり、国家単位で参加するのが常道である。
ただ問題はその国家単位の内容がピンからキリまであり、おおむね共産圏の国家では選手個人への関与が大きく、その反対にアメリカのように関与が非常に緩い国もある。
ロシアなどは共産主義からは離脱したものの、相変わらず「ステートアマ」が普通で、特にお家芸と呼ばれる体操などでは金メダリストは特別待遇を受ける。
そのように国家に管理された選手は果たしてアマチュアと言えるのかという疑問が涌く。もし金メダルを取れば、個人の栄誉はさて置いてその国の名誉という宣伝材料にされるのがオチだ。
オリンピックはスポーツのアマチュア精神に則った世界平和の祭典である。
開催国が大金を使って施設を造り、興行的に行うようになってからこの方、オリンピック精神は蝕まれてきたようだ。この際、ギリシャで常時開催する方向に舵を切るべきだと考える。