謹 賀 新 年
本年もどうぞよろしく
昨日の夕方は良く晴れて夕日の沈むのを見送ることができたので、元旦の朝は初日の出が見られるだろうと、今朝早く、我が家の東約20キロにある肝属川河口の波見(はみ:肝付町)と波見大橋を渡った東串良町の柏原港まで行って来た。
家を6時25分に出て、波見大橋に着いたのが6時50分。橋を通過しながら肝属川を見るとたゆたう雲のような朝霧が河口に向かって動いていた。
大橋を渡り終えてすぐに車を路肩に停めて、歩いて橋の途中まで行き、写真を撮った。
日の出の予想時刻の7時15分にはまだ間があるが、東の空は太陽の明るさが浮き出て来ている。
川面に映る光の中をまるでスポットライトを浴びたかのように、10羽ほどの鴨の群れが、光の方に向かって泳いでいる。寒くはないのだろうか。
川霧は右手の権現山の山裾を纏いながら海の方へと流れて行く。
波見大橋を渡り切って信号を直進し、松原の中を300mくらい進むと柏原港だ。
到着した6時50分台ではまだ日の出時間に間があるので、港湾関係者用の広い駐車場はガラガラであったが、7時10分くらいになると満車の状態になった。
人々もにぎわい始める。みんなスマホやカメラを手に車から降り、今か今かと初日の出を待つ。
自分もデジカメといスマホの両方で写そうと、素手でスタンバイするのが、何しろ寒い。デジカメとスマホを持つ手が痛くなって来た。
やがて待望の初日の出だ。
権現山から向かって左側に流れ下る稜線が海(志布志湾)に落ち込む間際に少しの隆起があり、その頂点に近い辺りから太陽の輪郭がほんの少し現れたのでシャッターを押す。
太陽が出てしまうと安物のデジカメの機能では、完全な逆光にあらがうことができず、明瞭な写真とならないのが残念なところだ。
それにしても今朝の寒さよ。
ここには15年くらい前に一度日の出を拝みに来ており、その時も晴れていたと思うが、今朝のように川霧(肝属川おろし)が発生したという記憶はない。
柏原港の突堤の向こう側が肝属川の河口で、太陽が昇った辺りで志布志湾に注いでいる。そこに向かって絶え間なく流れて行く「肝属川おろし」の姿は、あたかも巨大な龍のようだ。
去年なら辰年だったから、縁起でもかつぎたくなるところだが、今年は巳年。それになぞらえれば「巨大な蛇」なのだが、それはちょっと不気味だ。
このブログも今年で19年目に入った。地に這うようにねちねちとまだ続けて行こうと思っている。
本年の皆さんのご清祥を祈ります。
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