むかしむかし・・・
ある所に立派なお坊さん(師匠)がいました。
ある日、お師匠さんは大勢いる弟子たちの前で
何十年もかわいがっている猫の首根っこを左手でつかみ、
右手にはカマを持ち、
「弟子たちよ。私はこの猫の首を切り落とす さあ、どうする」
お師匠さんの物凄い気迫に緊張感が高まりました。
弟子の一人がこう懇願しました。
「師匠、やめてください。この猫にはなんの罪もありません。かわいそうです。助けてあげてください。」
すると師匠は「お前たちは何もわかってない」
と言って、長年大事に大事にかわいがってきた猫の首を切り落としたそうです。
このお師匠さん、弟子たちに何を教えたかったのでしょうか?
このお話、何度か聞くのですが、初めて聞いたとき
「なんてひどいことを 弟子の言うとおり、この猫には何の罪もないのに殺すなんてなんて残酷な…。」
と思いました。
最近、ようやくこの師匠が弟子たちに何を伝えたかったのかがなんとなくわかってきました。
情けや情は何の意味もない。大切なのは情を超えた慈悲の心。
慈悲の心には自己犠牲が伴う。
もし弟子の中に
「師匠、猫の命も人間の命も同じです。その猫の首の変わりに私の首を切ってください。」
と自分の首を差し出す者がいたら、きっと師匠は猫の首を切らずに「それでいい。」
と言ったでしょう。
情や情けで「かわいそう…。」と思ったところで、相手の何の役にも立たない、
かわいそうと思うなら自分を犠牲にして命を懸けて相手を助ける慈悲の心を持ちなさい 。
そういうことなんですね。
ある所に立派なお坊さん(師匠)がいました。
ある日、お師匠さんは大勢いる弟子たちの前で
何十年もかわいがっている猫の首根っこを左手でつかみ、
右手にはカマを持ち、
「弟子たちよ。私はこの猫の首を切り落とす さあ、どうする」
お師匠さんの物凄い気迫に緊張感が高まりました。
弟子の一人がこう懇願しました。
「師匠、やめてください。この猫にはなんの罪もありません。かわいそうです。助けてあげてください。」
すると師匠は「お前たちは何もわかってない」
と言って、長年大事に大事にかわいがってきた猫の首を切り落としたそうです。
このお師匠さん、弟子たちに何を教えたかったのでしょうか?
このお話、何度か聞くのですが、初めて聞いたとき
「なんてひどいことを 弟子の言うとおり、この猫には何の罪もないのに殺すなんてなんて残酷な…。」
と思いました。
最近、ようやくこの師匠が弟子たちに何を伝えたかったのかがなんとなくわかってきました。
情けや情は何の意味もない。大切なのは情を超えた慈悲の心。
慈悲の心には自己犠牲が伴う。
もし弟子の中に
「師匠、猫の命も人間の命も同じです。その猫の首の変わりに私の首を切ってください。」
と自分の首を差し出す者がいたら、きっと師匠は猫の首を切らずに「それでいい。」
と言ったでしょう。
情や情けで「かわいそう…。」と思ったところで、相手の何の役にも立たない、
かわいそうと思うなら自分を犠牲にして命を懸けて相手を助ける慈悲の心を持ちなさい 。
そういうことなんですね。