ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

何という今朝の雪…びっくりぽんでした!

2025年02月24日 | 俳句

 今日は2月24日、実は私の〇〇回目の誕生日なんです。でも今さら祝ってもらう歳でもありませんし…ところがナント、天からお見事な贈り物をいただきました。朝起きてカーテンを開けると…びっくり!今年最高の雪景色でした。こんなに降ってるなんて思わなかったから…とってもきれい!しかし、こちらでこんなに降ったのなら他のところでは…ましてや北国の人達は…などと考えると、喜ぶなんてことは非常に不謹慎なことで…なんだか複雑な気持ちでした。雪で難儀されている方々…ゴメンナサイ!

 でもお祝いは、一日早く昨日家族みんなでランチに出かけ、その時プレゼントもいただきましたから、今日でなくてよかったんです。だって昨日は時々雪がちらついたぐらいでしたからね。

 初めて娘夫婦が連れて来てくれたお店…なかなかおいしかったですよ。ランチメニューでしたからスープはミネストローネ、でもメインは肉や魚などそれぞれ好きなものを選んで…後はデザートと飲み物です。みんなメインは肉を選んでいましたが、私一人舌平目のムニエルにしました。それが最後に出てきて…その大きさにみなびっくり!ああ、そうか、この魚、こちらでは〝れんちょう〟といって宇部の名物の一つなんですよね。それでよく水揚げされて魚屋でも必ず売っていますもの。

 

 ところで、今朝の雪はとても柔らかい雪でさらさらしていました。測ってみると6、7cmほども。しかし、今日は朝から日が差すよい天気で、午後には雪は溶けてしまいました。天気予報によると明日からはこの寒波も緩んできて暖かくなると言っていますから、もしかしたらこれが今年最後の雪になるんでしょうか。だったら今年の誕生日はよい記念になって忘れられないかも…ですけどね。

 などと、喜んでばかりはいられないんですよ。だってもう一つ、この日には忘れられないことがあるんですもの。あのおぞましいロシアのウクライナ侵攻が始まった日ですから。あれからもう3年も経つというのにいまだに終結する気配もなく、挙句の果てにはトランプ氏が米国大統領に返り咲いて、その途端にロシアのプーチン大統領とウクライナ抜きでよからぬ談義などして…そしてウクライナのゼレンスキー大統領を悪者に仕立てあげようとしている…

 どれだけ善良な人々を犠牲にして、このような無意味な戦争を続けなければならないのでしょうか。政治音痴の私には全く分かりませんが、どんな理由があろうとも戦争というものが破壊あるのみで何物も生み出さないということは長い歴史が語っています。誰でもが分かっているはずなんでしょうに…。だからもしこの戦争が終わってくれたら、どんなプレゼントよりそれが一番うれしいんですけどね。だから天の神様、仏様…どうか、どうかお願いしますよ。

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〝きらら俳句教室〟の第11回目でした!

2025年02月17日 | 俳句

 2月15日は第3土曜日でしたので、恒例の〝きらら俳句教室〟の第11回目でした。どんよりした曇り空に、日の差してくる気配もなくて…教室に入ると、あれ、今日は人数が少し少ない?と思ったら、先週の行事が延期され、公園の清掃活動が行われるからだと。それでそちらへ4人が出席ということでした。

 最初は、俳句の「虚構」ということについてちょっと説明。昔から〈俳諧師(本当は講釈師ですが)見てきたやうな嘘を言ふ〉と言われたように、〝五七五〟と〝季語〟で事実を報告する、それでは俳句にならないと。俳句が紛れもない文学の一ジャンルだとすれば、それは〝創作〟であってしかるべきだと。実際にそこに咲いてなくても、その花が一句を引き立てて有効だとすれば、イメージの中で咲かせてもいいのだということです。それが、いつも言う〝ありうる嘘〟で、秋櫻子先生言うところの〝文芸上の真〟なんですよ。

 私たちが俳句を鑑賞する時、五七五の言葉を通してそこに描かれた情景をイメージし、そのように表現した作者の思い(心)を共感したり感動したりするんですからね。事実がどうだったかということをあれこれ詮索しているわけではありませんので、想像の翼を広げて自由に創作できるということ。その創作のきっかけやモチーフに出会うため俳人は吟行するのです。家に閉じこもって机の前でウンウン唸り頭をひねっていてもいいものはなかなか生み出されませんよね。そんな時ちょっと外の空気を吸うだけでも気分が変わるでしょう。

 これは音楽でも美術でも芸術家と言われる人なら誰でもそうでしょう。じっと籠っていて生まれることもあるでしょうが、外へ出て人とおしゃべりをしたり、全く違うことをしてみたりと、人それぞれに気分転換をしながら無限の創作へと心を駆り立てていくのだと思います。

 それでは小難しい話はそれまでにして、さあ、吟行へ出かけましょう。そして、句材を拾ったらそれを今度は大いにイメージを膨らませて詠んでみましょうね!と発破をかけて出発です。しかし、春になったとはいえまだまだ冷たい風に、木の芽も草の芽も縮こまっていて…でももう〝桜〟の芽がこれくらいに…。蘆原もまだ枯れ一色ですが、この3月の始めには〝野焼き〟が行われるのだそうですよ。そうすればきっと…来月の教室は楽しみ!

 しばらく歩いていくと〝アオジ〟が目の前に…。するとカメラを構えて待っている人に出くわし…聞いてみると〝トラツグミ〟を待っているんですって。今日のメインは何?と、レンジャーのHさんに聞くと、アカガエルの卵ですよと。ああ、それで杓子を持って歩いているのねと納得です。(笑)

 やがてビオトープに来て、早速卵を探します。もう何度も観ているのですぐに見つけ…それをHさんが掬って見せてくれました。それは透明なゼリーに包まれた黒いつぶつぶの塊、アカガエルの卵です。アカガエルは春先の一番早い時期に卵を産むカエルで、本州にはニホンアカガエルとヤマアカガエルの2種類が生息していて、成熟した雌が毎年ひとつの卵塊(たくさんの卵の集合体)を産みます。早春に卵を産むのは、水生昆虫やヘビなどの天敵を避けてなるべく早くお玉杓子を大きくする戦略だと言われているそうです。

 ちなみに、俳句ではこの〝お玉杓子〟は春の季語なんですが、音数が6音と長いので〝蝌蚪(かと)〟という表現をよく使います。私も今までは当たり前のように使っていましたが、今回語源が気になって調べてみました。すると、「 中国の古体篆字(てんじ)の称。筆紙がまだ行なわれないで、竹簡に漆で文字を書いたため、粘って文字の線の最初が大きく、末が細く、その形がおたまじゃくしに似ていたところからいう。蝌蚪文字(かともんじ)。だと。漢和辞典で調べても蝌蚪にはお玉杓子のことしか出ていませんでした。

 ところで、もう一つよく使われるのに〝蝌蚪の紐(ひも)〟というのがあります。これは〝紐〟という語からも分かるように長い帯状の卵塊なんですね。それはヒキガエルの卵なんですが、今回のはアカガエルの卵ですから写真のように丸い卵塊なんです。でも、投句に〈掬ふたびぷるりぷるりと蝌蚪の紐〉と詠まれた方がありましたが…ほら、最初に言ったように事実を述べなくても虚構で詠んでいいんですよ、ということ。早速実行してくれました。結構、結構! 写真は、上手く撮れてなくて…最後の2枚はお借りしました。ゴメンナサイ!

No.869 「川底に蝌蚪の大国ありにけり」 - 海山の創作ノート

10041700591.jpg 

 というわけで、今回のきらら俳句教室も定刻に無事に終わって、午後からはまた宇部馬酔木句会へ。ここでもとても面白い話が出たんですが、それはまた次回でということにして…今日はこれでオシマイ!

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今日は「バレンタインの日」ですね!

2025年02月14日 | 俳句

 今朝は、昨夜が零下2度まで下がっていましたので霜で真っ白。空は久しぶりに雲一つない快晴ですが、気温が低いためラジオ体操に行くと手や頬の冷たかったこと!こんな霜の強い日は「霜晴」といって冬の季語ですが、とてもいい日和になります。やはり昼間は気温が11度まで上がりましたね。

  霜晴の山々空を拡げけり         茨木和生

 ところで、今日2月14日は「バレンタインの日」。本意は別にあるとしても、今ではこの日に女性からチョコレートをあげて愛の告白をするという日になっています。しかし、それもだんだん義理的になっていって…。私たちの若い頃はこっそり下駄箱とかに入れて逃げ帰るとか、とうとう渡しそびれて泣く泣く持って帰ったりとか、とってもうぶでしたけどね。今はどうなんでしょうか。

 面白い記事を見つけました。博報堂生活総合研究所が、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施して、2024年が30年前の1994年の調査と比べて、若者の意識がどう変化したのかを調べているのがありました。

 それによると、「デートをする相手がいない」という若者は、1994年の45.2%から22.1ポイント増加し、67.3%を占めていました。また、1994年の「今一番欲しいもの」ランキングでは、1位「お金」2位「ツキ・運」3位「能力」4位「幸せ」で、「恋人」は5位。ところが、2024年では、「恋人」は10位と大きく順位を下げるという結果に。ついでに言うと、2024年のランキングでは、1位「お金」2位「時間」3位「自由」4位「安定した暮らし」5位「容姿」6位「能力」7位「ツキ・運」8位「幸せ」9位「健康」の順で、自分のことばかりでしたね。しかし、その結果以上に怖いと思ったこと。それはどちらも「お金」が1位の同じでも、1994年は53.6%の人だったのが、2024年には71.3%の人になっていたんです。まあ、いつだってお金の要らないという人は少ないでしょうが、何が何でも今一番欲しいものがお金という人が7割以上もいるということに恐ろしさを感じたんですよ。

 なおこれは、〝あなたが今一番欲しいものを3つだけ選んでください〟という調査でした。その調査概要は以下に…

  • 【調査対象】首都40km圏/19~22歳未婚男女および49~52歳男女
  • 【調査人数】800人
  • 【調査時期】2024年1月11日~2月26日
  • 【実査集計】H.M.マーケティングリサーチ

 最後に、「自分にとって居心地のいい組み合わせ」「落ち込んだ時に一番そばにいて欲しい相手」という調査項目では、いずれにおいても「異性」は15%前後。「同性」が大幅に増加して、1994年の25.5%→2024年は64.8%と、過半数以上に転じ、「異性」を大きく上回っていました。ということは、異性への関心が少なくそれ故恋愛も…さらにそれが発展して結婚するという数も減ってきているのですね。そのために少子化が益々進み、そのうちに男女関係なくなってみんな中性化していくのでは…。そうすると子孫繁栄なんてことは、これからは夢のまた夢になってしまいそう。ブル!ブル!

 それ以上に恐れないといけないのが若い人たちがお金第一となり、その入手方法や手段を誤ってしまうということ。もうその兆候は〝闇バイト〟などという得体のしれないものが流行して、前途ある若者がそれに飲み込まれつつあるという社会現象でしょうか。今ここで何とか食い止めなくっちゃ…私は考えただけでコワイ!です。でも、どうしたらいいんでしょうね。教えてください!

 バレンタインの日にこんな嫌な話になって…下掲の句のように人間だけでなく鳥たちだって仲良く睦み合っているというのに。私も〈雀二羽また来てバレンタインの日〉と詠み、句集『甘雨』に所収しているんですよ。

  呼び交す烏(からす)もバレンタインの日    渡邊千枝子

 今日のような〝お天道様〟の恵みをいっぱいに享けられた日には、もっと幸せなことを、心が温まるようなお話を聞きたいですよね。つまらぬことを書いて…ゴメンナサイ!

 ではお口直しにでも…いや、いや、お目目直しに、我が家の〝蝋梅〟の写真でもどうぞ。ちょっと時期が遅くなりましたが、今年はなかなか咲かず例年より1か月遅れでした。まだ満開ですがそろそろ終わりかな。

 

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なんと物好きな…春の吹雪の中を吟行へ!

2025年02月12日 | 俳句

 今年は2月3日(月)が「立春」で、春になったかと思うと、今度は日本列島が今季最強の寒波に襲われましたね。一年で一番寒いという「大寒」辺りから、全国的に3月並みのぽかぽか陽気が続いたものだから、できることならこのまま春へ…なんて考えたのはやっぱり甘かった。神様もお人が悪い!ああ、そうか、神様は人ではございませんから仕方がないですかね。

 でもこの寒さは堪えました。例年「立春寒波」といわれて、ある程度の寒さが戻るのは確かですが、今年は春になってからの方が異常な寒さが続いています。3日からの九州北部から沖縄地方まで、大寒波が襲ったかと思うと、4日からは、北陸、関東、東海、近畿、中国、四国地方までもと。以後5日間の平均気温はかなり低く「10年に1度の低温」だというし、さらに北陸や長野、群馬、岐阜などの山間部、近畿日本海側、山陰と、これまたこの間の降雪量が多くなって、「10年に1度の大雪」なんだそうですよ。

 例にもれず、こちら宇部でもこの5日間毎朝起きると雪が積もっていたり、ちらついていたりと。気温は夜はもちろん零下、昼でも2度、3度までと、大寒波が続きました。多少緩んだかなという昨日でも、最高温度は5度までなんですからね。今日やっと太陽が出て日中は8度まで上がり、ホッとしました。本当に太陽ってありがたいものですね。

 そんな中の一番寒波がひどく吹雪ともなった7日、第一金曜日でしたので月例の吟行会を実行したんですよ。物好きでしょう!でも前夜は冷えるものの雪が積もる様子はなかったので、中止するつもりがなくて…ところが起きてみると庭が真っ白。日も出そうになく、これでは道路が凍結していて危ないから今度こそ中止せねばと、担当のFさんに電話したんです。すると、〝屋根や木々には積もってますが、道路は何ともないですよ〟という返事…嘘ッと、道路に出てみると確かに濡れているだけ。それじゃあ、雪国はわが家だけだったということ!(笑)

 というわけで、予定通り9時半の集合を待っていると…あら、あら、急に雪が舞い始め、あっという間に道路を真っ白に埋めていくではありませんか。今から行く吟行地は、ちょっと坂があって…これはヤバいかも!宇部市水道局「桃山配水池」の見学です。そのうち雪はとうとう吹雪になって…ああ、なんという日なの!それなのに、案内してくださる職員の方が入り口で待っておられて…恐縮しました。

 ではお言葉に甘えてと、早速中に入り桃山3号配水池に併設された「パノラマ展望塔」へ。滑らないように一歩一歩…まるで蟹さんのように手すりをもって横歩き。展望塔の標高は80m、螺旋階段を上ります。最上階に総ガラス張りの、360度の景色が広がり、普通なら市街地はもとより空が澄み渡った時などには遠くの関門海峡も見渡すことができるんだそうです。それが、今日はどこまでも真っ白な雪の世界。私たちはもちろんのことですが、案内された方のほうが、もうびっくりされて、〝スゴイですね!〟の連発でしたよ。下の写真が、展望塔からの東西南北の景色です。

 この方はお役目がここの案内係だとか。だからもう見飽きるぐらい来ておられるのですが、こんなの初めてだそう。ついでにと、この展望塔から見た桜の季節や秋の海まで見える景色などの動画を見せてくださいました。だから今度は季節を変えて是非来てください。そして、良い句を詠んで大いに宣伝してくださいと、頼まれてしまいました。こりゃあ責任重大です! 

 さて、今度は宇部では有名な「六角堂」へ。実は私が宇部に来た時からこの名があって、始めは何かのお堂かと思ったのですが、「桃山配水計量室」という水道施設でした。しかし、周りをぐるりと見るぐらいで中がどうなっているのか一度も見たことがありません。それがこの雪の日の見学で初めて見せてもらいました。感激です!50年も宇部に住んでいても、展望塔も初めてだったし…まだまだ知らないところが身近にあるんですね。吟行といってもわざわざ遠くまで行かなくても探せばあるものです。

 ちなみに初めて知ったこと。それはこの六角堂が本当は八角錘形の屋根で中世の城をイメージさせる造りなのに、初めて見た人が言った「六角堂」という表現がそのまま広がり、市の方でもその市民のイメージを壊さないようにとそのままにしたんだそうです。この六角堂と、今回は雪で観られなかった「旧桃山1号配水池監視廊入口」が、平成9年に国指定登録有形文化財に指定されています。

 上掲の写真は、宇部市が炭鉱で栄えたころの名残でもある「桃色れんが」です。普通の赤色や濃い橙色に近いれんがと違い、このれんがは肌色に近い桃色が特徴で、かつては宇部市の町並みを形成していました。しかし、現在は生産できないことや保存活動が組織的でないことにより、その数が減りつつあります。この宇部独特の桃色れんがの色は、石炭の燃焼灰と石灰などを混ぜてつくることから生まれ、硬く、湿気に強いのも特長なんです。しかし、老朽化して倒壊防止や住宅改修のために今急速に町から消えようとしています。何とかして保存をという声は上がっても、現実的には難しいようです。ここ六角堂は国の文化財として指定を受けましたので、大丈夫なのですが、〝桃色れんがのこみち〟という風情のある路地は今はまだわずかに残ってはいるものの、それもいつまでか…なくなってからでは遅いと思うのですが、私にはどうしようもありません。ああそういえば、2022年の春新しい宇部市役所の本庁舎(一期棟)が完成したのですが、その外壁が桃色れんがをイメージした外観になっているんですよ。いまはまだ二期棟が工事中で、それが完成したらまたご紹介しますね。お楽しみに! 

 さて、その後雪も小降りになり、道路も溶け始めましたので、そろそろと車で移動。最後は江戸時代の享保19年(1734年)に築堤されたという「二反田の池」と、側にある猿田彦大神の石碑を拝み、途中の〝殿様道〟を通り、廃校になった小学校跡地の武道館を見て、昼食会場へ。

 もうその頃には道路の雪はなく濡れているだけでしたが、ナントも風が冷たいこと!冷え切った体をおいしいランチで暖め、午後のいつもの句会場へ。17時までみっちりと吟行句会をして、勉強しましたよ。参加された皆様大変お疲れさまでした。やはり寒さと着ぶくれで首や肩が凝って…ああ、私も本当に疲れてぐったりです。では、これでオシマイ! 

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今年の節分はなぜ2日だったの?

2025年02月06日 | 俳句

 2月もあっという間に、今日はもう6日…なんと語呂合わせから〝ブ(2)ログ(6)の日〟なんだそうですよ。今年は心を新たにして、週2回の月8回を目標にして書こうと決めたんです。でも後半になって週2回は無理でしたが、でも月8回はクリアしましたからね。それなのに、今月は最初からこんな調子ではどうなるでしょうか。いやいや、まだ諦めてはいけませんね。〝有言実行〟しなくっちゃ!

 今年の節分は2月2日で、例年より1日早かったですね。だから立春も2月3日。それぞれの説明は何度も書いていますのでやめましょう。ただなぜ今年は1日早くなるのかというと…

 「日付の変動は、地球の公転周期が約365.2422日と、1年間の365日からわずかにズレているため生じます。このズレをうるう年で調整して、しばらく2月4日の中に納まっていた立春が2021年には2月3日へ移り、その前日である節分も連動して2月2日へ移ったというわけです。

 だから節分が2月2日になった2021年は、国立天文台 暦計算室によると、1897年(明治30年)以来124年ぶりだそうです。知らなかった!この「うるう年の翌年は2月2日が節分」という流れは2021年以降、当分は4年おきに続くと。(国立天文台暦計算室)

 というわけで、去年がうるう年だったので今年は2月2日が節分、来年はまた3日に戻ります。そんなことなど全く知らないまま、とにかく節分だからと…今年もお参りに行きました。

 ところが、今年はたまたま日曜日だったためか、または、とても暖かで風もない日和だったからか、とにかくびっくりしたことが2つ!も…。

 先ず産土神の琴崎八幡宮へ…いつも行くのは午後2時過ぎ、人出はまあまあでしたし、露店も福引もありました。ところが、いつもはいろんな店が競争して出してる〝恵方巻〟が、どこを見渡しても影も形もないんです。以前は接待の甘酒もあったのですが、それもない!コロナ禍の時はそうでも、それももう収まっているんですから…なぜ?と思って、露店の人に聞くと、午前中は山ほどあったから、早くに売り切れて、もう撤退したんでしょうと。エエッ!と、びっくりです。

  壬生寺に買ふ太巻も節分会      福本せつこ

 それではと、次に本命の中津瀬神社へ…ああ、恵方巻は少しでしたがまだありました。ヨカッタ!なくならないうちに先ず買っておいて、それからお祓いをしてもらい、接待の豆茶もいただきました。では、この節分の一番の目的の〝福飴〟、その籤を引いて帰りましょうと券を買いに行くと…ナント、ナントこれも全部売り切れだと。一本もないなんて…これもまたびっくり!今まで何十年とお参りに来ていますが、この福飴がなかったことは一度もありませんでしたもの。それももっと遅い時間、たとえば夕方5時過ぎに行ってもまだ山ほど残っていましたのに…。

  鬼は見え福は見えざる節分会     江川由紀子

 3枚目の写真は、〝宇部太鼓〟を子供たちに体験させている場面です。

 今年は一体どうなったんでしょうか?これが日曜日だったからというのなら、分かったことだから人出を見越して多めに仕入れればいいこと。でないとすれば、前日までの天気予報が曇りの寒い日ということだったので、その見込み違いだったということなのかしら。なんにしても今年は不思議なことが続きますね。これからも何が起こるやら…怖い気もしますが…。どうぞ今年1年〝鬼は外福は内〟でありますように!と、心からお願いしましょう。 

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