ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

テンプレート替えました〝西瓜〟

2017年07月19日 | 俳句

 今日も暑そうですね。夏なんだから〝暑い〟のは当り前と、俳句では言うでしょうに。分っていてもやっぱり…電話なんかも「毎日暑いですね~」から会話が始まりますもの。

 テンプレート、また替えました。度々替えるのは移り気な人のようで余り好まないのですが…でも、俳句していれば季節に敏感でなくちゃね。「紫陽花」はもう盛りが過ぎましたから、今度は「西瓜」です。

 私の生徒さんでもかなりの人が、「西瓜」を夏の季語だと思っています。違うんですよ。初秋の季語です。説明はいらないでしょうが、私が子供の頃は8月に入って、畑に西瓜を採りに行ってました。特にお盆の頃が一番美味しくて…それが、今ではハウス栽培でどんどん早くなり、ついにはお金さえ出せば真冬でも食べられるという時代になってしまいましたが、それが果たして幸せなのか…。

 私の母がこの西瓜が何よりの好物で、だから毎年欠かさず作っていたのですが、いつ頃からか作るのを止めてしまいました。歳のせいもあったでしょうが、きっと気候のせいでよい西瓜が出来なくなって…買った方がましだと思うようになったからでしょう。確かに今時は糖度が〇度とまで表示されていて、…アッ、これはカット売りですが…甘くない西瓜は売れないですからね。でも母は叩いてみてその音から〝これはまだ早いよ〟とか〝これは過ぎていて棚落ちだよ〟とか言っていましたが、みな当っていました。その母も昨年11月に他界して…初盆には勿論西瓜を供えます。

 俳句では先取りが好まれます。8月7日はもう立秋ですから…西瓜のテンプレートもいいかと。母譲りで私も西瓜が大好物ですもの。

   三人に見つめられゐて西瓜切る   岩田由美

 今は少子化で西瓜も丸ごと買わない人が多いので、こんな場面も少ないでしょう。でも我が家では昔多い時は10人はいましたから、母の手にみんなの目が集中して切りにくかったと思うのですが、でも母は上手に切っていましたね。子供が多かった分どれを取っても差がないようにと、それが〝母心〟というものでしょう。それに比べると今時のニュースでは、ナント3ヶ月の赤ちゃんを…もう書くのも嫌になりますので止めますね。オゾマシイ!

 昨日旦那が〝重い、重い!手が千切れそう…〟と言って買ってきた西瓜です。今我家は3人ですから、当分食べられます。でも大好きだし、水気ばかりでお腹に溜まらないので、すぐに無くなりますよ。ご心配なく!

 

 


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