ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今月の吟行会は…ちょっといいところへ!

2024年10月06日 | 俳句

 あら今日はもう10月6日ですね。またまた前回から12日ぶりの更新で、ゴメンナサイ!でも今朝はちょっと曇ってはいましたが、秋風が爽やかで、あの暑さが嘘のようでしたよ。彼岸過ぎから秋の兆しが感じられるようになり、私の気分もやっと上向き。何をしてもイヤイヤというのでは成果も上がりませんものね。そろそろ気分を入れ替えて…またガンバロウっと!

 ということで、4日の第1金曜日に月例の吟行会を実施しました。今回は、山陽小野田市の厚狭地区にある山口ワイナリーの見学~寝太郎堰・沓古墳というコースです。

 実は今回の当番幹事Y子さんに、当日は大雨の予報ですが本当に来られますかという確認の電話がワイナリーから入ったと。それで、吟行会を延期しましょうかという打診を私にして来たのです。調べてみると、確かに台風の影響で前日から当日にかけては雨、それも西日本では大雨が降るかもと。しかし、私の天気アプリで見る限りは、前日は一日中雨だが、次の日は午前中が雨でも大したことがなさそうでした。ということで、俳句は雨でも決行(結構!)というのが私の信条ですからそのままと決定しました。

 さて、そういう訳で決行した当日の天気は…雲は少しありましたが、暑くもなくなんともいい気候ではありませんか。みんなから〝さすがは先生!〟と認識を新たにしましたと。自分ではそんなこと全く思ってもいなかったんですけど…やっぱりねと、ちょっと鼻が高くなりました。

 ワイナリーは厚狭の町からちょっと入った山手の方でしたから、途中の道々には彼岸花が今を盛りと咲いています。こちらではどこもかしこも例年に比べると約二週間遅れですね。

 見学を予約した10時に着くと、案内の人が待って居てくれました。実はこのワイナリーの営業日が土日と祝日のみ。その他での見学は事前に予約して下さいということ。それで、予約していても来られないことがあると職員の無駄足になるからということで、来られるかどうかの確認の連絡をするのだとか。そうとは知らず…でも、悪天候でも見学に来るというのは物好きな俳人ぐらいのものかもね。(笑)しかし、葡萄畑はこの雨の天気予報でその前に全てを収穫し終えたんだそうです。それは残念!

 知らなかったのですが、よいワインを作る葡萄には雨が一番禁物だとか。そのためここでは〝レインカット〟栽培法で育てているので、あのように全部ビニールが掛けてあるのですよとも。

 ところで、ここは永山酒造の創業者の嘗ての別荘だったとか。見事な自然美の景観を取り入れたところで、紅葉の頃はもっと美しくなっていることでしょう。案内された葡萄畑へ上っていく道の溝に蛇を見つけて…これは〝穴惑〟ならぬ〝溝惑〟やねなどと言いながら…途中には山栗も落ちていましたし、曼珠沙華や継子の尻ぬぐいも…オナモミのくっつき虫(実)や草の絮もこんなにたくさん…などなど、ここはまさに季語の宝庫でした。

 醸造場も見学させていただきました。中に入ると、途端に葡萄を搾っている香に酔いそう!その後ショップの方に行くと…勿論みんなお土産にワインを買って帰りましたよ。我家はYMGーWine「SOREINE」…これ山口弁の〝それいね〟(そうなのよという意味)からの命名なんですって。アハッ知りませんでした。そういえば、〝道の駅ソレーネ周南〟もそうだとか。

 家に帰って早速呑んでみると、とってもフルーティーで美味しかったですよ。

 さて次は、「寝太郎堰」。厚狭の里に伝えられている「寝太郎物語」によると、庄屋の息子のものぐさ太郎が三年三月寝て暮した後に草鞋を持って千石舟で佐渡島へ行き、その新しい草鞋と使い古された草鞋を交換して持って帰り、それで大もうけをしたんだと。そして、そのお金で厚狭川を堰き止め用水路を作って、湿地帯だった千町ヶ原を瑞々しい水田に変えたという伝説です。それをもとにした寝太郎祭が毎年4月29日に行われ、千石舟に乗った木像が厚狭駅前を練り歩くのだとか。ここ厚狭にはあちらこちら寝太郎にまつわるものがあって、この堰もその代表的なものの一つなんです。

 また、その堰の近くにある「沓(くつ)古墳」へも行きました。これは古墳時代後期の小さな古墳で、横穴式石室があります。説明によると、厚狭川の流域の沓の地一帯を治めていた村長(むらおさ)の墓で、彼の左の手には黄金色に輝く珍しい銅の腕輪がはめられていて、40本の弓矢と鉄の刀が収められていたそうです。

 その後、昼食まで少し時間がありましたので、傍にある厚狭の鎮守社「鴨神社」を見学。ここは嘗て私が勤めていた時の先輩の先生の家で、その「目(さっか)」という姓が官位の一つで由緒ある神職の位からきているのだということを初めて知ったところなんです。懐かしい!でも、悲しいけどその先生ももう神さまになってしまわれましたけどね。

 それから昼食、その後句会場へ移動して句会。3時間みっちりと俳句の勉強をしました。ここまで読んで下さった皆さまも大変お疲れ様でした。ありがとうございます。オシマイ!


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