今日はどんよりとして一日中曇り。まるで私の心のようです。実は朝からきらら俳句教室へ出掛けて、午後は宇部馬酔木句会。その後、京都から義弟夫婦と甥の親子が宇部へ来ますので会食すると…。だからと言ってちっとも嬉しくはないんですよ。どうしてかって?まあ、その訳を今から聞いて下さい。
一昨日は久しぶりに晴れて日差しも強そうでしたが、午後から雨の予報が出ていました。それで急いで洗濯をして、さあ、今日の予定を始めようと思っているところに電話が…主人からでした。先日来から体調を崩していた義母が今日はとっても悪いと…ベットから立ち上がることも歩くことも出来なくなったのでこれからどうしたらいいだろうかと…
このところ流動食さえ吐いて食べ物を受け付けなくなっていましたから、毎日点滴を打って貰いに病院へは通っていたのですが、今日はそれも無理だと。クリニックの先生からは以前に入院していた病院へまた紹介をしてもらっていました。が、それが空きベットがなく明日からしか入院できないということで、待機中だったのです。しかし、明日までこのままだったら本当に衰弱してしまうしトイレにも連れて行けないし、どうしたものかと困ってしまったんです。私も主人も今まで介護らしい介護というものをしたことがなかったんですから。でも考えてみれば本当に幸せなことだったんですね。102歳過ぎても自分でなんでもできて…せいぜい出掛けたりするときに、手を添えたり車椅子を用意して乗せてあげたりするぐらい……風呂もトイレも着替えも全て自分でできましたもの。先ずは何をどうしたらいいか…今できうる最善の方法を考えました。
そこで、入院予定の病院に何とか頼み込んで緊急ということで早めて貰いました。それでは午前中に来られますかと言われ、大慌てで準備しどうにか間に合ってホッとです。ところがそこで、担当の先生から病状の説明を聞いて驚いたんです。〝肺炎と腎不全を発症していますので、何時亡くなってもおかしくない状態なんですよ…〟ですって。
嘘っ、そんなバカな!あれだけ毎日通院して、点滴もして貰っていたのに…。おまけに7日には第6回目のコロナワクチンまで接種したんですよ。最近は主人が殆ど病院へ連れて行きますので、私が体調が良くないから打たない方がいいのではと言っても、先生に聞くと大丈夫だと言われたから打ったと。お婆ちゃんはワクチンを打っても羨ましいほど副反応が無く、今回もまた何ともないと。ただ少し前から食欲が落ちていて食べてもすぐに吐くということが多かったので体力的にはとても弱ってはいました。が…3,4日前は好きな甘い物や果物は食べていましたし、本人はしっかりしていて私が心配すると自分は大丈夫だからと、かえって私の心配をしてくれたりしていたんです。以前にも何度か持病の食道アカラシアが悪化して食べられなくなったことがありましたが、どうにか乗り越えて元気になっていましたので、今回もそれが酷くなったのだろうと…そればかり心配していたのです。だからここで〝肺炎と腎不全〟などという病名を聞かされてもうビックリ!信じられない!そんなに悪かっただなんて…
でも先生からレントゲンと血液検査の結果を見せられ詳しい説明を聞き…納得しました。だからお婆ちゃんがあんなにエラそうにしていたんですね。持病があるとみんながそればかりに捕われて他の病気を見逃してしまうということはよく聞きます。でも、私たちは素人ですから仕方がないとしても、掛かりつけの先生だったらもう少し気をつけて診てほしかった…そうすれば、もっと早くに手当ができたのではと思うと…クヤシイ!です。
義母の年齢を言うと殆どの人が口を揃えて言います。その歳なら不足はないんだから仕方がないよと。でも、毎日傍にいてあんなに元気でなんでもできるし…歳のことを考えればいつどうなってもいいだなんて絶対に思えませんよ。頭では、理屈では理解できても、感情がどうしても受入れないんです。
今日は何だかとっても疲れています。夜帰ってきてこれ書いていても…支離滅裂になりそう。もう目も…つぶれそう。だからこれで寝ますね。続きはまた明日にでも…書けるかな?ではオヤスミナサイ!
写真は、〝沙羅の花〟。〝夏椿〟ともいうお婆ちゃんの好きな花で、私も大好き。もちろん夏の季語ですよ。花言葉は「愛らしさ」。でもこの花はたった一日で落ちてしまいますので、「はかない美しさ」という花言葉もあります。
沙羅の花捨身の落花惜しみなし 石田波郷
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます