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杏仁(きょうにん)の解説・杏仁の入った便秘薬・クラシエ薬品麻子仁丸

2016-10-01 07:00:00 | 日記

昌栄薬品です

薬学博士渡邉武著『平成薬証論』より

杏仁(きょうにん) 薬味薬性は味は甘く、温める作用のある水剤(水を抜くもの)です。

 ・・・・。

 杏仁と桃仁はバラ科の同属植物で、家族でいえば兄弟のようなものです。

・・・。

桃仁(とうにん・桃の種子)と杏仁も同じような油脂分を含んでいますが、その成分の分布が違うために薬物の作用が陰陽に分かれ、桃仁は瘀血(おけつ)をとる血剤(血にはたらく生薬)になり、杏仁は水滞を除く水剤になります。

 杏仁は、漢方的には気管や皮下にたまった水を小便で排泄する水剤です。

ひと昔前までは風邪をひくと、どこの病院へ行っても杏仁水が処方されたように、咳止めの代表的な薬でした。

また体表に損傷がある状態を改善できるので、消毒作用があります。

 杏仁はアミグダリン配糖体を桃仁の倍量含有しています。

これには腐らない黴びないようにする辛温剤(スパイス)的な作用があります。

さらに油には滑りを良くする作用があります。

戸が開かない時に油をぬれば戸がすっと開くように、便が滞っているときに油をひいてやれば堅い便でもすっと通じるようになります。

麻子仁丸などにはこういう意味で、杏仁が配合されています。

濃いアルコールを飲む時にバターやチーズを食べると、油がひかれて胃の粘膜を保護します

 

補足 杏仁豆腐

『杏仁豆腐は、中華料理の点心として供されるが、脂気の多い料理の口直しによく、口中爽やかになる。

杏仁五~六個を湯につけて皮を除き、よく乳化したものを寒天で固め、賽の目にきざんで、蜂蜜水に浮かべ食する』

渡邊 武 薬草百話より

 

〔基源〕 バラ科 アンズ

小アジア原産の高木で、種子を乾燥したものを杏仁と呼び薬用にする。

漢方では胸間の水毒を駆逐するので、喘息・咳・呼吸困難・身體の浮腫・疼痛などに広く応用される。

 ※ ※ ※ ※ ※

杏仁・アンズの種子の入った便秘薬

クラシエ薬品麻子仁丸

構成生薬

麻子仁(ましにん);芍薬(しゃくやく);枳実(きじつ);厚朴(こうぼく);大黄(だいおう);杏仁(きょうにん)

から成る便秘薬です。

【効能】

体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症:便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常発酵・痔などの症状の緩和

価格

360錠 30日分 5,720円

180錠 15日分 3,020円

 昨日来店されたお客様、ゴールドサンテはと茶(40袋入り1290円)を飲むと便通がよくなり、すっきりするとのこと。

また、ゴールド三養茶でも同じような声を聞きます。

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

税込価格

250g 8,640円

500g 16,200円

分包品1包1g入り60包3,500 円

1包60円