赤芍薬(せきしゃくやく)
出典は「本草経集註」。(渡辺武著平成薬証論では出典は神農本草経・名医別録、芍薬のみの記載、白芍薬、赤芍薬の区別はない)。
別名は木芍薬、赤芍、紅芍薬。キンポウゲ科植物シャクヤ Paeonia lactflora Pall.又はベニバナヤマシャクヤクP.obovata Maxim.用芍薬 P.veitchii Lynch の根である。
内蒙古・河北・遼寧・黒竜江に主産する。
性味は苦・微寒。肝・脾経に入る。効能は清熱涼血、活血祛瘀。
臨床応用は
①熱病発疹、止血、衄血、血痢、腸風下血治す。
②経閉、痛経、瘀血腹痛、胸脇疼痛、目赤、癰腫、打撲傷を治す。用法は4.5g~9gを煎服する。
藜蘆に反する。芍薬の根はpaeoniflorin, paeonol, paeonin, 安息香酸、タンニン、樹脂、製油、β-sitosterol, triterpeneなどを含み、川芍薬は Anthocyanidin, アルデヒド、ケトン、フェノール、アルカロイド等を含む。paeoniflorinは実験動物の胃・腸及び子宮の平滑筋に対し鎮痙作用があり、鎮痛、鎮静、解熱、抗炎症、抗潰瘍作用もある。販売品としての赤芍煎剤は in vitroでブドウ球菌、赤痢菌、チフス菌と緑膿菌等を抑制する作用がある。
藜蘆(りろ)=生薬、ユリ科リロ、ホソバシュロヨウの根と根茎。性味は苦・辛、寒、大毒がある。
白芍薬(はくしゃくやく) 出典は「本草経集註」。(渡辺武著平成薬証論では出典は神農本草経・名医別録、芍薬のみの記載、白芍薬、赤芍薬の区別はない)
効能
中年以降又は高血圧の傾向のあるものの次の諸症:
頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸
血流改善
血液の流れが滞ると
動悸、頭重、肩こり、頭痛、めまい
などが自覚症状として表れます。
高血圧、心疾患、肝臓疾患、糖尿病
血液の老化が原因で起こる生活習慣病について、当店にてご相談承ります。