昌栄薬品です
認知症予防(軽度認知障害予防)-5
・・・中医学的解説①・・・
精氣神学説(精と気と神の学説)クラシエ薬品の資料です
中医学では、精と気と神は「三宝(さんほう・さんぽう・精・神・気の3者、三奇ともいい生命の存亡をつかさどる鍵)」と呼ばれ生命活動の三大要素であり、三者は密接に連携して相互依存し、人体の正常生理功能(こうのう・ききめ・はたらき)を維持しています。
精は生命活動の物質基礎であり、気と神はそれにより生まれます。
気は生命活動の原動力で、精と神はそれにより体内の機能・活動の運行と変化で生まれます。
神は生命活動の功能表現であり、精気が充実することで神も発達します。
この発達により精の化生と気の運行を支配し主導します。三者は神を中心として、気を用い精は気に従います。
神とは?
神とは、人体における生命活動の総称です。
先天的な神は元神といわれ、人間の生命活動を主宰しています。
後天的な神は、経験から形成される識神で、人間の精神意識活動を支配しています。
両者は、互いに助け合い支持し共同で人体生命活動を維持しています。
故に神は生命であり、精神とも言えます。
<素問・上古天真論第三節>には「形神合一」の理論があります。
神は生命活動が外部に表れたもので、神は人体から離れて独立に存在することはできず、身体あっての神であり、身体が健康であれば神も元気であり、身体が衰えれば神も疲弊します。
黄帝内経素問 上古天真論篇第一 第三節
岐伯對曰。上古之人、其知道者、法於陰陽、和於術數、食飲有節、起居有常、不妄作労、故能形與神倶而盡終其天年、度百歳乃去。
(訓読)
岐伯對えて曰く。「上古の人、其の道を知る者は、陰陽に法(のっと)り、術數(ジュツスウ)に和し、食飲に節あり、起居に常あり、妄りに勞を作(な)さず、故に能く形と神と倶(とも)にして盡(つ)き、其の天年を終り、百歳を度(わた)りて乃ち去る。」と。
認知症は本虚標実の疾患(本と標)
標(ひょう)と本(ほん) 疾病自体からいえば、病因は本、症状は標となります 参照
その病位は脳にありますが、その活動を主宰するのは神です。
五藏の心は神明(しんめい・精神の働き)を主り、「脳は神の主、心は神の用(役だたせる)」であり、脳と心は協調して五藏を統一しています。
また脳は「元神の府、諸神の会」であり、各種生命活動を表現しています。
元神之府=げんしんのふ。
脳をさす。
元とは首の意味。
元神とは人体の高等中枢神経の作用をさす。
府とは所在をさす。
元神の府とは、脳が高等中枢神経の主作用を主っているということ。
精神意識・記憶・思考力・視覚などは皆ここより生ずる。漢方用語大辞典
<素問・脉要精微論>には「頭は精明の府なり」とあり「精明は、万物を視、黒白を別ち、長短を審らかにする所である。
長を短とし白を黒とするような状態は、精の衰えを意味する。」とあります。
脳の活動は心血から栄養供給に依存し、「心は脈を蔵し、脉は神を舎す」<霊枢・本神篇>とあるように血が充盈し血脈が通暢することで絶えず補給されています。
それと同時に「髄の海」<霊枢・海論>である脳は「骨を主り、髓を生じ、脳に通じる」とされる腎からも栄養補給を受けています。
この生理関係は「心腎相交(しんじんそうこう・心と腎との正常な生理・相関関係のことで、水火相済ともいう)」によって維持されるため、不調となると、認知症の発症につながります。
また脳は、水毒や瘀血(おけつ・うっ血、末梢の循環障害)による脳の疾患により他臓との交接ができなくなり、栄養障害に陥るとその働きが鈍くなります。
認知症は脳みそだけの問題ではないのです。
腎・心・肝・脾胃・肺の五臓の調和が取れてこそ健康でいられるのです。
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