昌栄薬品です
認知症予防(軽度認知障害予防)-4
・・・方剤解説②・・・
認知症患者の緊張・興奮を抑える漢方薬
1)クラシエ薬品抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
【組成】
釣藤鈎 柴胡 川芎 当帰 茯苓 白朮 甘草 の抑肝散に
半夏・はんげ・辛平の水剤 理気剤(気分の疾病を治療する薬剤)
陳皮・ちんぴ・辛温の気剤 理気剤(気分の疾病を治療する薬剤)
を加えた処方です。
陳皮は健胃剤としても用いられます。
半夏も胃に働き、吐き気嘔吐という胃の上部に働きます。
クラシエ薬品抑肝散加陳皮半夏の効能
体力中等度をめやすとして、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症(神経過敏)、更年期障害、血の道症、歯ぎしり
(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
参考 抑肝散の効能
虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症。 •神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症。
【解説】
クラシエ薬品抑肝散加陳皮半夏は日本の経験方であり、抑肝散に半夏・陳皮を配合しています。
釣藤鈎により、筋のけいれん、ひきつけ、ふらつき、手足や舌のふるえを改善し、柴胡・川芎により精神を安定させて、いらいら、緊張、うつ状態を改善します。
これらの効果により抑肝散は認知症患者のいらいら、易興奮性などの症状に有効であることが報告されています。
脾胃に働く薬剤の配合は、脾胃の働きを正常にすることを通じて、肝に必要な血液を補充し、肝の働きを正常化します。
クラシエ薬品抑肝散加陳皮半夏は、抑肝散に半夏が加わることにより「抗うつ」の効果が強化されます。
また、半夏・陳皮が配合されているので、ストレスや精神不安等が脾胃に悪影響して起こる、悪心・嘔吐、あるいは胃内停水を伴う場合に用います。
以上により、抑肝散加陳皮半夏は、いらいら、易興奮性の強い認知症または筋のけいれんやふらつきを伴う認知症を目標にしますが、のぼせ、ほてりが強い症候を呈するものにはあまり向きません。
価格
30日分 90包 9,070円
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240包10,000円
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