おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五
第四節
帝曰。願聞其道。
岐伯曰。凡刺之眞、必先治神。五藏已定、九候已備、後乃存鍼。衆脈不見、衆凶弗聞、外内相得、無以形先。可玩往來、乃施於人。人有虚實。五虚勿近。五實勿遠。至其當發、間不容瞚。手動若務、鍼耀而勻。靜意視義、觀適之變。是謂冥冥莫知其形。見其烏烏、見其稷稷。従見其飛、不知其誰。伏如横弩、起如發機。
帝曰。何如而虚、何如而實。
岐伯曰。刺虚者須其實。刺實者須其虚。經氣已至、慎守勿失。深淺在志。遠近若一。如臨深淵、手如握虎。神無營於衆物。
語句の意味 1-3
眞=真。眞は旧字。シン。マ。まこと。マコト→誠。うそでない。ほんとうの。正しい。真正。にせものでない。飾りけがない。ありのまま。実際の。書体の一、→楷書。道教でいう真人。
治=チ。ヤ。オサめる。政治をとる。しずめる。経営する。ととのえる。ならう。安んずる。とりしまる。修理する。病気をなおす。オサまる。平和になる。安らかになる。病気がよくなる。まつりごと。政庁の所在地。
神=
①広義では、人体の生命活動の総称であり、生理性あるいは病理性が外にあらわれた徴候を含む。狭義では、思維(思惟?)・意識活動をさす。
<霊枢本神篇>「両精相搏つ、これを神という。」
<霊枢平人絶穀篇>「ゆえに神は、水穀の精気なり。」先天的、後天的の精気は、神の物質的基礎である。およそ神気が充旺していることは、一般に臓精が充足して、機能の協調がなされていることをあらわしている。もし神気が渙散(かんさん・渙=あきらか)すれば、蔵精が竭して、気機が衰敗していることをあらわしている。
<素問移精変気論>「神を得る者は昌え、神を失う者は亡ぶ。」
②医工で上のもの。<霊枢邪気蔵府病形篇>「其の脈を按じて其の病を知るは、命じて神という。」<霊枢邪気蔵府病形篇>「二を知るは則ち神と為す。」
③→胃・神・根(い・しん・こん)。
黄帝内経素問 宣明五氣篇 第二十三 第四節 語句の意味2-2
神=は旧字。シン。ジン。天の神。宗教的信仰の対象物の総称。人知以上のものの称。仙人。霊妙なこと。変かがきわまりないこと。精神。心。明解漢和辞典
定=テイ。ジョウ。サダめる。きめる。治める。サダまる。おさまる。きまる。ととのう。注文をきめる。かわらない。サダめ。きまり。おきて、とりきめ。サダめて。必ず。ひたい→額。
九候=三部九候(さんぶきゅうこう)
①中国古代においてよく用いられた診脈法の一つであり、全身遍診法を指す。「三部」とは、三つの部位を指し、人体を頭部・上肢・下肢の三部に分けたものである。「九候」とは、各部を上・中・下三部位の動脈に分け、その変化を診察することにより、病候を推測するものである。各部で三部位を候(うかが)い、三部で合計九部位を候うことから、九候といわれている。
まず頭部においては、その
上部では両額部の動脈(太陽穴の部位に相当)を診察し、頭部の病変を候う。
中部では両側の耳前の動脈(耳門穴の部位に相当)を診察し、耳と目の病変を候う。
下部では両側の頰部(頰車・頬車)の動脈(地倉・大迎穴の部位に相当)を診察し、口歯の病変を候う。
上肢のおいては、その
上部では手太陰肺経の動脈(寸口部)を診察し、肺の状況を候う。
中部では手少陰心経の動脈(神門穴の部位)を診察し、心の変化を候う。
下部では手陽明大腸経の動脈(合谷の部位)を診察し、胸部の変化を候う。
下肢においては、その
上部では足厥陰肝経の動脈(五里穴の部位、女性では太衝穴を取る)を診察し、肝臓の変化を候う。
中部では足太陰脾経の動脈(箕門(きもん)穴の部位)を診察し、脾の機能の盛衰を候う。
胃気を候う場合は、足陽明胃経の動脈(衝陽穴の部位)を診察する。
下部では足少陰腎経の動脈(大谿穴の部位)を診察し、腎の状況を候う。
三部九候診脈法は、近代ではあまり応用されていない。<素問三部九候論>
②簡化遍診法を指し、寸口脈だけを候う。この場合「三部」とは寸関尺の三部を指し、「九候」とは各部で浮取・中取・沈取の三候を取ることにより九候となる。<難経第十八難>
③<傷寒論>で解説されている脈診法。同書に記されている三部脈とは、人迎脈・寸口脈・跌陽脈を指す。
備=ビ。ソナえ。前もって用意しておく。ととのえておく。あらかじめ防いでおく。もつ。ソナわる。準備ができている。十分にととのえてある。もともと身にもつ。加わる。ソナえ。準備。防備。ツブサに。みな。ことごとく。
存鍼=存針。ぞんしん。用針の法に留意すること。<素問宝命全形論>「五臓すでに定まり、九候すでに備わり、のち、すなわち存針す。」
衆脈=七診の脈。鍼灸医学大系
岐伯が答えて申し上げました
三部九候をみて、その中の一候だけが他に比較して、小・大・速・遅・熱・寒・陥下と、この七つの異常をあらわしている時は、そこが病んでいると考えるのでございます。
衆凶=五藏の脈状が正常でなく相乗じているような状態をいうのである。鍼灸医学大系
弗=フツ。ズ。アラず。打消のことば、不より強い。ドル。
漢方用語大辞典、明解漢和辞典
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