おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑦ 黄帝内経素問 刺腰痛篇 第四十一
第四節
(原文)
腰痛俠脊而痛至頭几几然。目 
欲僵仆、刺足太陽郄中出血。
腰痛上寒、刺足太陽陽明。上熱、刺足厥陰。不可以俛仰、刺足少陽。中熱而喘、刺足少陰。刺郄中出血。
腰痛上寒、不可顧、刺足陽明。上熱、刺足太陰。中熱而喘、刺足少陰。
大便難、刺足少陰。少腹滿、刺足厥陰。如折不可俛仰。不可擧、刺足太陽。引脊内廉、刺足少陰。
腰痛引少腹、控 (月に少)不可以仰、刺腰尻交者、兩髁 (月に申)上。以月生死爲痏數。發鍼立已。左取右右取左。
(訓読)
腰痛脊を俠みて、痛み頭に至りて几几然たり。目 (こうこう)として、僵仆(キョウボク)せんと欲するは、足の太陽郄中を刺し血を出せ。
腰痛上寒するは、足の太陽陽明を刺せ。上熱するは、足の厥陰を刺せ。以て俛仰すべからざるは、足の少陽を刺せ。中熱して喘するは、足の少陰を刺せ。郄中を刺して血を出せ。
腰痛上寒して顧みるべからざるは、足の陽明を刺せ。上熱するは、足の太陰を刺せ。中熱して喘するは、足の少陰を刺せ。
大便難は、足の少陰を刺せ。少腹滿つるは、足の厥陰を刺せ。折れるが如く以て俛仰すべからず、擧ぐべからざるは、足の太陽を刺せ。脊の内廉に引くは、足の少陰を刺せ。
腰痛少腹に引き、控 (月に少)し以て仰すべからざるは、腰尻の交わる者、兩髁の (月に申)上を刺せ。月の生死を以て痏數と爲せ。鍼を發すれば立ちどころに已む。左は右を取り右は左を取る。
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