昌栄薬品です
風邪の季節が近づいています
繁用される葛根湯(かっこんとう)を見直してみます
【プロフィール】
クラシエ薬品葛根湯は、古典の『傷寒論(しょうかんろん)』と言う書物の太陽病中篇に記載されている処方で、江戸時代後期より使用されてきました。
特に尾台榕堂(おだいようどう1799-1870)が『類聚方広義(るいじゅほうこうぎ)』に本方(この処方)の様々な適応を紹介して以来、幅広く臨床応用されるようになりました。
落語に「葛根湯医者」があるように、広くその名を知られている漢方処方であり、一般用感冒薬としても広範に用いられています。
【方解】
本方はその名の通り葛根が主薬でありますが、処方構成上は桂枝湯という処方に葛根と麻黄(まおう)を加えた加味方(加えた処方)であり、葛根湯証は、桂枝湯証にさらに別の病態が加わったものと考えることができます。
【解説】
本方は、桂枝湯(けいしとう)(桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜)に葛根、麻黄を加えた処方で、無汗(汗が出ていない)であることが絶対条件です。
また、本方の特徴は、桂枝湯にくらべ配合された芍薬の量が少ないことにあります。
即ち腸管内の停水は微かであります。
桂枝湯の芍薬の量3両
葛根湯の芍薬の量2両
1両は現在のグラム数でいうと、約1グラムとなります。
そのため、小青竜湯にくらべ鼻汁は濃く少ない。
葛根は筋肉組織のこわばり、特に陽位の首筋から背中のこりによく効きます。
桂枝と麻黄が組合わされると協力作用によって発汗作用が強力になり、さらに石膏が加わると大発汗剤になります。
感冒その他熱性病にかかり、悪寒、発熱、頭痛、項背部の緊張感がある初期に用いることが多い。
本方の証である下痢は、近代医学的に言えば感冒性下痢、熱性下痢などの急性のことであり、芍薬で利水します。
効能
体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
【適応病名】
扁桃腺炎、肩こり、四十肩、化膿性炎症(初期)蕁麻疹、乾性皮ふ炎、急性神経痛、感冒、小児はしか、筋炎、神経痛(肩甲部)目耳鼻の炎症、結膜炎、角膜炎、中耳炎、蓄膿症、鼻炎、歯痛、急性大腸炎、下痢
価格
30日分 90包 7,125円
15日分 45包 3,565円
14日分 42包 3,325円
10日分 30包 2,375円
7日分 21包 1,780円
1包 95円
参考 クラシエ薬品資料、渡辺武著『平成薬証論』
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
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税込価格
250g 8,640円
500g 16,200円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円