か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

中華の電子レンジ修理  

2020年12月08日 | 日用家庭用品修理

日帰りキャンプに行こうとしたとき、レンジのチンがゴトッという音になった。買ったばかりだ。

それまで35年間、使ったレンジがあったがついにマグネトロンがイカレた。ので買い換えたら中華レンジは5000円。

とても後悔している。給料が10万円のころ18万もしたが、作りが頑丈で乗っても座ってもびくともしない。

一番のとりえはチンの音。その他スイッチのタッチとか人間工学を考えカネを惜しまずできている。ただし重たかった。20キロ。

チンはだぶるでハモっている。いつまでも続く余韻。

 

パナソニックがナショナルだったころのエレックさん。分厚い筐体、明るい庫内。庫内が明るくないと、オーブンとして使うとき困るのだ。

昨今の製品は必要ない機能までいろいろついている。たいていはごまかしだ。いたわるように使うなんて機械の本質を外している。

エレックさんは乱暴に扱ったが0.1ミリもひずまないドア。(35年間)

 

今作れば50万だろう。

 

それに引き換え中華レンジの下品なこと。セルフタップの下品な螺子(ねじ)。ふにゃふにゃ筐体。

片方の側面、ゆがんでる。(写真上部)一部はビスもない挟み込み。折り紙だ。

 

「チン」発見。ソレノイドではなく機械式タイマーに合わせてばねでチン。

なんとハンマーがアルミの薄い板。買って半年なのに曲がってチンに届かなくなっていた。

今日のところはキャンプ飯にも行くのでラジオペンチで無理やり元の位置に。

お粗末な直径3センチのチン。何事につけても粗チンはいかん。(電子音よりまし)いつか大工事をして仏さんのリンと間違えるようにしよう。

見ろよ、雑に締めて舐める寸前のネジ。↑

締めすぎるとすぐバカになるセルフタップ。↓

ぼくが言いたいのは中華製品の軽薄性についてではない。

いま日本の政治も企業もすべてがそのまがい物しか作れない中華に負けているということ。

 

 

 

基礎研究は今恐ろしいほど予算を削られている。下品な学のない総理が続くと基礎研究の重要性が理解できずに、ただの無駄にしか見えてない。

130兆円もアメリカの武器を買うのに、九州大学の核融合のレベルは世界レベルなのだが研究者はアルバイトに聖教新聞を配っている。

 

すぐ結果の出ないものこそ大事にしなくちゃあ。

 

今日はアメリカと戦争を始めた日だ。

その戦争の分水嶺になったガダルカナルでは、日本軍は15万人が戦病死して5万人が戦死した。戦病死の原因は餓死とアメーバー赤痢だ。

日本はイオン交換樹脂を世界に先駆けて開発しながらなぜか量産を怠る。三菱樹脂は必死に重要性を訴える。陸軍には理解者もいたが旧来の戦法にこだわってしまう。それがどれほどの画期的な発明家か誰も理解しなかった。理解したのは何と敵のアメリカだったのだ。

同じ場所で戦いながら、日本軍は15万人が進んで死んでくれた。

米軍のイオン交換樹脂はウイルスさえ破壊する優秀なものだった。

 

いちいち火を使わないと飯が食えない日本軍は、煮沸消毒しか知らない。

煙は格好の攻撃目標になった。そこで生水を飲みアメーバー赤痢で死ぬ。15万人。

 

話を戻して、

陳腐なレンジしか作れなくてもそれを5000円で作るから中国は脅威だと思われている。

 

間違い。

 

基礎研究を大事にしてきたからこそ電子立国Japanを一蹴する国になれたのだ。

 

「即戦力」なんてそこらの中小企業の親父が平日接待ゴルフをしたいがためほしがる人間ロボットだろ。そうして中華レンジに負けない陳腐なレンジでもつくれよ。

まさに目の前の10円を拾って明日は餓死する日本軍だ。

 

上場企業やお国がインスタントな人間を欲しがったら、日本の負けは致命的になる。

 

ぼくらは頭で勝つしかないじゃあないか。

同程度に低級な中国の三流企業をバカにして安心してはいけない。

 

中国はすでに勝っている。中国の基礎研究予算は日本の100倍だ。



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