暑いですね。(^_^;)
昨日、基礎工事を行っている現場の生コン打設を行いました。夏の生コン打ちは大変です。しかも今回は一体打ち。
コンクリートは人間にとって快適な温度(20℃前後くらい)で打ち込み、養生していくことが良いんです。
生コンクリートの強度計算の設定は20℃位で養生する設定です。
ですから、夏の生コン打ちは気温も大幅に高い上に、強い日差しが照りつけるのでけして理想的な環境とは言えません。
だから「夏にコンクリートを打たない。」と言うことは現実的に無理ですよね。
ですから夏のコンクリート打ちは気を使います。
ただでさえ戦いみたいな状態の生コン打ちがさらに・・・
(^_^;)
今回の生コン打ちは強い日差しは低減されたものの、強風が重なってしまいました。
生コン打ちが終わり、天端を水平に仕上げるレベラーを流し終えて片付けが終わった夕方には、そ~っと乗れる状態に。
と言うことでよりよい基礎を造るために、暖かいコンクリートをさますべく表面を荒らさないように散水を開始。
たっぷり散水してクールダウンしました。
普通基礎屋さんに基礎を頼むと、こういった養生は手間がかかることなので、なかなかここまではやってはくれません。(こんなこと知らない基礎屋さんや建築屋さん、土木屋さんもかなり多いと思います。)
ですから我が社では自分たちで養生をします。
これはもう数十年前からあたりまえのように気にかけている事です。
素人さんへのわかりやすさを重視して、強度の高い生コンクリートを使っていることをアピールする方々も多いですが、いくら設計強度の高い物を使っても養生が普通ならそれなりです。
たとえば設計強度が一般的でも細やかな養生でそれ以上のものになることもできます。
こういう見えにくい作業の積み重ねもとても大事だと思います。
こういう見えにくいところの仕事ってわかってもらいにくいんですけどね。(^_^;)
見えにくいところの方が実は大切だと思うんだけどなぁ。(@_@)
このブログを同業者のまじめな人に見られたら真似されちゃうかな。(^o^)
これから基礎工事をするお施主さん!
水を撒きましょう!
ただし様々な責任は負いかねますのでご自身のご判断でお願いしますね。(笑)
しっかりした基礎で良い家の基礎を
南房総 加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com