加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

30km/Lに挑戦!

2011-07-18 | 日常

今、CMや雑誌などで話題の低燃費車、マツダ デミオ スカイアクティブ に試乗してきました。

この車のなにがすごいかというと、既存の技術をベースに研究して革新することで、ガソリンエンジン車でカタログ燃費(10・15モード燃費)が、同クラスのハイブリッド車並みのガソリン1Lあたり30kmを記録している事です。
今までの同クラスのガソリンエンジン車の最高燃費は26.5kmですから一気に3.5kmも更新したことになります。
このインパクトは大きいみたいで、週末のお店は大忙しだったそうです。

ハイブリッド車は今話題のエコカーと言われていますが、レアメタルの使用量や付加装備も多く、1クラス上の車が買えるくらいに価格も上乗せ。
増加する製造エネルギーや廃棄時の環境負荷を考えると、たくさんの距離を丁寧に走らないとエコロジーやエコノミーにはならないという話もありますので、全ての人にとってエコではないようです。
デミオは普通のガソリンエンジン車ですので、そういった希少資源の使用や価格の上昇、廃棄物の増量などの問題が少ないと言うわけです。
これぞエコロジー&エコノミーです。

そんなことに目をつけて、革新的技術でエコロジー&エコノミーを実現しようと考えたマツダ。
世界的に見て厳しい状況に立たされている小さな自動車会社が生き残りををかけた大プロジェクトだそうです。
そのスカイアクティブプロジェクト第一弾がこのデミオ。
デミオの詳細は http://www.demio.mazda.co.jp/ にて。

20110718試乗車はイメージカラーのアクアテックブルーマイカ。
渋みのあるブルーで若い世代から年配の方まで乗れそうな良い色です。
ボンネットの中をのぞくと普通のガソリン車。
革新の新エンジンを覆うカバーはマツダの新技術 スカイテック のイメージカラーの青で塗られています。
さっそく乗り込み試乗開始。
皆さんご存じかと思いますが、カタログ燃費は基本的には達成できない数値。
実燃費は市街地や郊外の走行で6~7割くらいでしょう。
と言うことで目標は7割の 21km/L に設定。
走ったのはマツダからR128~薗交差点~県道187号線~牧田郵便局前~市道~千倉総合運動公園正門~県道188号線~パワーコメリ前~国道410号~南総文化ホール前~国道128号~マツダの約21km。
少し混雑する市街地、安定走行ができる郊外の平坦路、パワーのいる山坂道と一通りの道があるのでデータ収集にはいいコースだったと思います。
行程中の7割くらいは前に車がいてスイスイとは走れず、追い越しなどもしませんでした。
燃費重視なので大きくアクセルを踏まず、流れに乗っての走行。

で、結果ですが、 
1名乗車 積載物なし 暖機運転無し
外気温 32~34℃ 
エアコン設定 約26℃
走行距離 約20.8km
走行時間 約35分弱
平均車速 38km/h
平均燃費 20.5km/L
アイドリングストップ時間 約3分15秒(約10%)
燃費達成率68.33%でわずかに達成ならず。(-_-;)
くやし~っ!(>_<)

とはいえこの数字はガソリンエンジン車としてはがんばっている数字だと思います。

今後展開が広がるマツダの新世代技術に期待が持てますね。

マツダスカイアクティブ関連サイト

http://www.mazda.co.jp/skyactiv/

車業界は今、エコブームの中で「ハイブリッドカーでなければ売れない。」「ハイブリッドカーは先進技術でエコ。」「次はハイブリッド車を買いたい。」 という意見が多いそうです。
エコカーの減税や補助金で多くの恩恵を受けたのもハイブリッド車だとか。

世間の流行で多くのお客さんの趣向が変わるというのは建築業界にもあります。
エコキュート、IHクッキングヒーター、オール電化、太陽光発電、蓄電池・・・。
共通項はエコ。 「エコと商品名につければけっこう売れてしまう・・・」そんな状況は建築業界でも。
太陽光発電付きのオール電化エコ住宅が人気なのも事実。
そんな時代において、それなりの考えがあってオール電化も太陽光発電も強く奨めていない私達。
時代遅れなのか、間違いなのか、正しいのか、どっちなんですかね。(^_^;)
答えははっきりしません。
 
 
福島原発事故による電源問題が起きている日本。
去年に比べて節電を行い、少ない電気使用量で生活できています。
電気に大きく依存して快適を手に入れてしまった私達にとって、エコロジーは我慢することであり、苦しい事であり、不便な事です。
お客様受けを嫌ってこういう言い方をしたくない人が上手く言葉を使いますが、私はそういうことだと思います。
もちろん工夫次第で少しでもそう感じなくできることもできます。
1980年代以前の人たちは暑い夏も寒い冬も、現代のように電気に大きな依存をすることなく過ごしてきました。
これを機に本当のエコロジー&エコノミーを考え直すいい機会かもしれません。
今の節電生活も慣れれば何とかなっちゃうかもしれませんね。
いきなり「我が家も太陽光発電導入だ!」「エコロジーのためにエアコンは完全にオフ!」とか大きく動かなくてもいいから、身の回りでできる節電を少しずつ。 
まずはそれでイイと思います。
ちりも積もれば山となりますから。


エコロジーに関しては言いたいことがたくさんあるので、気が向いたときにでも書こうと思います。
最後は難しい話になってしまいましたね。
お付き合いありがとうございました。m(_ _)m

P.S 
まだエコロジーという言葉が小さい言葉だった時代に、エコロジーという考え方を教えていただいた人との出会いから十数年。
いろいろな流れが変わり、もうちょっとで十数年越しの夢が叶い、新たなスタートラインに立てそうです。
楽しみです。(^_-)


エコロジーとは
我慢すること。
苦しいこと。
不便なこと。
でも慣れてあたりまえになればそう感じなくなる。


 
南房総 加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする