今日は12年ほど前に当社で設計施工した物件の修理に行ってきました。この家は、太陽光を利用したアクティブソーラーハウスです。
施主さんの少しでも環境に優しい住宅を建てたいと言う御希望で、自然の力やめぐみを利用した家ができあがりました。
この家を設計するに当たり、アクティブソーらハウスについて私達も勉強させていただきました。(^o^)
昼間の太陽熱を屋根を使って集熱し、床下のコンクリートに蓄熱&部屋暖房して、夜は蓄熱を利用して、家中を暖房します。
おかげで冬でも一日中暖かい快適な環境を保つことが出来ます。
補助暖房は天気が良くない日に、エアコンや電気ストーブを少し付けたり、食事の支度の時に出る熱でたりてしまいます。
最近はやっている高気密高断熱住宅と違うのは、エアコンなどは補助で使うと言うことです。
暖房と同時にお湯も沸くので、給湯費も節約できます。(^_^)v
太陽電池が取り付けられた屋根では、集熱と同時に発電も行っていて、もちろん電気も売っています。
当時はまだ、安房地域では太陽光発電をしている家が少なかったためか、東電の検針伝票が手書きだったそうです。
その他では、雨水を地下に埋めた貯水タンクに溜め、庭の水まきやトイレの洗浄水に利用しています。
現在の住宅のひとつの方向性として、自然を利用したり、自然への害を少なくした環境共生型住宅がありますので、お施主様は先見の明があったわけです。(^o^)
私達もとても勉強になった思い出のある家です。
※アクティブソーラーハウス
太陽熱(光)などを機械などを使い、積極的に住宅内に取り込み利用する住宅のこと。
太陽熱温水器や太陽光発電、太陽光暖房などがこれにあたる。
設備を設置して電力などを使かい動かすため環境負荷がないわけではないが、太陽熱などを効率よく利用できる。
※パッシブソーラーハウス
太陽光などを機械などをあまり使うことなく、住宅内に取り込み利用する住宅こと。
水道の水圧を利用したポンプレスの太陽熱温水器や、家の中に差し込む太陽熱をコンクリートの床に蓄熱したり、外壁に熱を吸収させ室内に放熱したりするシステムが、これにあたる。
基本的に電力などを使わないため、設備の設置だけで済み、費環境負荷も小さくできるが、熱利用の効率はそれなりである場合が多い。
今回修理したのは、太陽熱で暖房をしたりお湯取りをしたりする仕組みの中心となる、屋根で暖められた風をコントロールするファンユニットのファンが故障して動かなくなったので、交換する作業をしました。
これが動かないと太陽光から集熱が出来なくなるため、機能不全になってしまいます。(>_<)
白い配管が2本入っている真ん中の箱がファンユニットです。モーターを動かすための配線を外し、 続いてお湯取りの配管を外ます。そして最後にファンユニットを外します。
そして新しいファンユニットを取り付けて、配管や配線を元に戻し作業終了です。
これで、アクティブソーラーハウス復活です。
故障中はご迷惑もおかけしましたが、これでまた快適生活を再開していただけそうなので、ホッとしました。
こんなアクティブソーラーハウスにご興味がおありの方は、御気軽にご相談下さい。(^_^)
加瀬工務店 T.K
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