大聖堂の鐘楼近くにある「Stebuklas(奇跡)」の敷石です。
1989年8月23日の「人間の鎖」の基点となった場所です。
リトアニアの首都ヴィリニュスのこの場所から、エストニアの首都タリンからまで、バルト三国の人口約半数にあたる約200万人の人々が参加して手をつなぎ、600キロ以上の道のりを人間の鎖を作って、当時の旧ソ連からの独立を訴えました。
自分達の想像をはるかに超えた歴史上の事実です。
そしてその想いは1991年の独立実現へとつながりました。
この敷石は確かに「奇跡」への基点となった場所です。
皆の強い思いが1つになれば、不可能を可能にすることができるのだと、この敷石は教えてくれているような気がします。