ドレスデンのゼンパー・オーパー(Semper Oper)です。
19世紀初頭に建築家ゴットフリート・ゼンパー(Gottfried Semper)の設計で建設されたこの歌劇場は、東ドイツ時代はドレスデン国立歌劇場、現在はザクセン州立歌劇場の名称でも知られています。
初代の音楽監督(首席指揮者)は、魔弾の射手で有名なウェーバーで、2代目音楽監督であるリヒャルト・ワーグナーの代表作「タンホイザー」や、「さまよえるオランダ人」が初演された場所としても有名です。
ワーグナーと言えば、世界一チケットがとりづらいことで有名な?「バイロイト音楽祭」が有名ですが、同音楽祭で使われるバイロイト祝祭劇場は、ワーグナーが親交のあったゼンパーのミュンヘン歌劇場の設計(設計をするも施工されず)を元にしていると言われています。
第二次世界大戦中(1934年~1942年)はカール・ベームが、また最近ではハイティンク(2002~2004年)が音楽監督を務めたこの歌劇場は、現在でも欧州屈指の人気を誇ります。
今回の訪問時は機会がありませんでしたが、チャンスがあれば1度ここでオペラをみてみたいと思っています