拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

マリエン教会のオルガン2(リューベック/ドイツ)

2010-04-22 | 旅フォト(ドイツ)



リューベックのマリエン教会にある、もう片方のオルガンです。


こんなパイプがずらりと並んだゴージャスなパイプオルガンを、1度弾いてみたいのですが、それには教会に就職でもしないと駄目なんでしょうかねえ???

歴史的に重要な文化財だと、簡単に貸してくれないでしょうし。

デパ地下の試食コーナーみたいな「お試し」ができるといいんですけどね。(○△楽器かっ!)


ミサの直後等鍵かける前に、アポなしの突撃お試しをしてみるか???
<捕まって出入り禁止になるってば。(汗)

マリエン教会(リューベック/ドイツ)

2010-04-20 | 旅フォト(ドイツ)


13~14世紀に建てられたリューベックのマリエン教会です。

8512本のパイプを持つ世界最大級のパイプオルガンがあることで有名で、かの若き日のJ.S.バッハ(1685~1750年)が、この教会のオルガン奏者だった(1668年4月から亡くなる1707年までの約40年間)ディートリヒ・ブクステフーデの情熱的なオルガンに感動し、無断で休暇を延長してまでこの教会に通ったという逸話が残っています。


バッハがこの教会を訪れた1705年11月から2年程遡った1703年には、あのヘンデルがブクステフーデの後任オルガン奏者候補としてこの教会を訪問したものの、当時30歳近かったブクステフーデの娘との結婚が条件と聞かされると、その話を断りハンブルグへ帰ってしまったのだとか。

一方、その当時娘はブクステフーデの弟子だったヨハン・クリスティアン・シーファーデッカーと恋仲で、ヘンデル等(他にも候補がいたとか)との話は親が勝手に進めたらしく(そういう時代なのでしょうが)、その後娘と無事結ばれたシーファーデッカーが後任オルガン奏者となりました。


そんなバロック時代の巨匠達の逸話に思いをはせながら、この教会を訪れたのでとても感慨深いものがありました。

ホルステン門(リューベック/ドイツ)

2010-04-18 | 旅フォト(ドイツ)

13~14世紀の最盛期にハンザ同盟の中心地であったリューベック(Lübeck)。

そのリューベックの象徴、ホルステン門です。


1464~1478年の建設と言われており、建設中にその重みで地盤の弱い地面にめり込んでしまった関係で、2つの塔が傾いています。


門の入口にはラテン語で、「リューベックには団結を、外には平和を」と金色の文字が刻まれています。


旧市街へと続く門の背後には、その旧市街を囲むようにトラヴェ川(&トラヴェ運河)が流れています。




首都ベルリンに次ぐドイツ第二位の都会であるハンブルグから電車で約40分。(北東に約55キロ)


旧市街はユネスコの世界遺産にも指定されており、中世の雰囲気が残る穏やかなバルト海沿岸の町リューベックに住みながら、毎日ハンブルグの職場に通う人々も多くいるようです。


ねこ城(ザンクト・ゴアルスハウゼン/ドイツ)

2010-04-17 | 旅フォト(ドイツ)

ライン川下りの古城で最も有名なものの1つ、ねこ城(Burg Katz)です。

ザンクト・ゴアルスハウゼンの町の背後にある城で、ライン川下りというと、このお城の背後から眺めたライン川の写真等をよく見かけます。

ねこ城という名前は、城に猫がたくさんいるからではなく、14世紀にこの城を建てたカッツェンエーレンボーゲン伯爵(猫の肘の意味)の名前からきているとのこと。


ライン川沿いには、他にもねずみ城等のユニークな名前のお城があります。

ローレライ(ザンクト・ゴアルスハウゼン/ドイツ)

2010-04-12 | 旅フォト(ドイツ)



ザンクト・ゴアルスハウゼン近くにある伝説の岩山、ローレライです。

ライン川で最も狭い場所にあり、昔から舟の事故が多く、ローレライ伝説の舞台となってきました。


伝説では恋人の裏切りに絶望した乙女が、この岩山から身を投げ精霊となり、その美しい歌声で船乗り達を誘惑し、水底へ引き込んだと言われています。


また岩山の下にはニーベルングの黄金が眠っていると言われ、この伝説はリヒャルト・ワーグナーの「ニーベルングの指環」の序夜「ラインの黄金」のモチーフになったと言われています。


伝説のローレライは現在、ユネスコの世界遺産にもなっているライン渓谷中流上部をクルーズする、ライン川下りのハイライトとなっています。

つぐみ横丁(リューデスハイム/ドイツ)

2010-04-11 | 旅フォト(ドイツ)

ライン川下りで有名なリューデスハイムにある、ワイン酒場が並ぶつぐみ横丁です。

ワインの試飲ができるワイナリー等もあり、糖度が非常に高いアイスワインや貴腐ワインの試飲ができるお店もあるようです。

ライン川下りの船に乗る待ち時間を利用して、ワイナリーや居酒屋でドイツワインを楽しむ人達や、お土産を買う人達の姿をよく見かけます。


リューデスハイムを10年前に訪れた際には、ゴンドラリフトに乗ってニーダーヴァルトの展望台まで登りましたが、展望台から眺める夏のぶどう畑も爽快です。

サンスーシ宮殿(ポツダム/ドイツ)

2010-03-28 | 旅フォト(ドイツ)

第二次世界大戦の戦後処理と日本の終戦について話し合われた、ポツダム会談&ポツダム宣言で有名なポツダムにある、サンスーシ宮殿です。


プロセイン王のフリードリヒ大王(2世)が1745年から1747年に建てたロココ様式の宮殿で、サンスーシはフランス語で憂い無しを意味し、日本語では「無憂宮」と表記されたりもします。


元々は夏の離宮として建てられたものの、この宮殿を愛したフリードリヒ大王は、そのままここを居城とし、その後の人生の殆どをここで暮らしたと言われています。


ユネスコの世界遺産にも指定されているこの居城には、生前の希望がかなって東西統一後の1991年8月から、大王が静かな眠りについています。
(第二次大戦後は西側となるドイツ南部のプロセイン王家の発祥地にある、ホーエンツォレルン城に安置されていました)


ベルリン中央的からポツダム中央駅までは電車で20分、そこからトラム(路面電車)で最寄のブランデンブルク門まで10分程で、ベルリンから容易に日帰りが可能です。