6月5日(月)に写真クラブの健脚3人組で、高野山参詣道の内、昨年10月に
世界遺産に追加登録された「黒河道」(くろこみち)を歩いた。橋本駅から登山開始。高野山奥の院まで
歩行8時間、歩行距離20キロ、高低差800㍍、急坂3か所あり、午後5時前に奥の院に到着した。
高野山の参詣道は「高野七口」と言われ七道ありますが、橋本からは「町石道」「京大阪道」
「黒河道」西方から「麻生津道」の四本がありますが、黒河道は道が険しい事から西側の
京大阪道を利用する人が多いそうです。登山中は全く人には遭いませんでした。(農家の人にも)
文献によると、文禄三年(1594年)に豊臣秀吉が高野山参詣の帰りに用いたとあり
歴史ある道です。歴史遺産に登録されて間がない事もあり、標識など余り整備されてなく行き先に
数回迷いましたが、三人で地図と睨みながら登りました。
帰りは、中の橋からバスで高野山ケーブル駅まで、極楽橋から南海電車に乗り無事に午後7時すぎに
自宅に帰りました。
定福寺~紀ノ川を渡り駅を出て20分(9:11)
北方面を見下ろす~右下の橋本橋を渡った(9:50)
丹生川を渡る~市平橋 (11:26)
市平春日社のかつらの木 (11:54)
参詣道を登る友人二人
九度山町立久保小学校(休校中) (14:19)
2006年に休校 1991年児童数7名だったそうです。
校庭の白い朝礼台を見るとかつての子供たちの声が聞こえそうです。
二人しずかの花
統合分岐からの展望~(奥の山の先)正面の白い塔はPL教団平和の塔 (15:31)
九りん草
奥の院の水掛け地蔵~奥の院に無事到着 (16:50)
ケーブルカーで下山 (17:43)
参詣感想
弘法大師(空海)が開いた山頂の宗教都市「高野山」、長距離の険しい参詣道を8時間余り歩いたが
3人とも疲れを知らず無事に下山した。「弘法大師のお蔭で」こんな気持ちになった。
機会があれば、残り3ルートの高野参詣道を歩きたい。